事業・施設概要
| 都道府県 | 山梨県 | 経営主体 | 山梨市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Cd1 |
| 行政区域内人口 | 33,379人 | 現在処理区域内人口 | 17,754人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 14,636人 | 現在処理区域面積 | 760ha |
| 晴天時現在処理能力 | 0m³/日 | 下水管布設延長 | 154km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本市公共下水道事業は平成29年度から公営企業会計に移行し経営を行っている。①経常収支比率は100%を上回っているが⑤経費回収率において100%を下回っており、下水道使用料のみでは汚水処理費を賄うことができていない状況にある。令和4年度に料金改定を行ったが物価上昇に伴う費用の増加等、改善的な数値が反映されるに至っていない。安定した持続可能な経営を実現させるため経費削減に務めるとともに、計画的な料金見直しを行う必要がある。②累積欠損比率は0%であり欠損金は発生していないが、維持管理費が増加傾向であることから営業収益を慎重に見込むなかで健全経営を図る。③流動比率については、類似団体平均との比較で下回っている。流動負債の内、大部分を建設改良費に充てる企業債が占めている現状であり、平準化も踏まえた長期的・計画的な償還を行っていく必要がある。④企業債残高対事業規模比率について、企業債現在高は減少傾向である。整備費の平準化を図りつつ適切な施設整備投資を行い、安定した事業運営に務める必要がある。⑥汚水処理原価については類似団体平均と比べ上回っていることから、処理費用の削減を図ると同時に未接続世帯への更なる加入促進を図り有収水量の増加につなげる必要がある。⑧水洗化率は類似団体平均値より低い状況である。接続補助制度の周知・啓発活動により接続率の向上を図るとともに適切な施設整備を行い更なる水洗化率の向上に取り組む必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率の類似団体平均値より高い水準の推移は続いており、令和11年に耐用年数に達する資産があるためさらなる老朽化を見込んでいる。ストックマネジメント計画により更新を行う際には敷設と費用のバランス、また標準化を図ることとする。
全体総括
経営面では、特に基準外繰入に依存している経費回収率の改善、類似団体平均を下回る水洗化率の改善を図ることが必要である。不明水削減の取組や経常コストの見直しにより経費削減を図るとともに、料金水準の定期的な見直しを行う必要がある。また、接続率向上に向け、接続補助金制度を活用した更なる周知・啓発を強化する必要がある。一方、施設整備に関しては土地利用状況や人口の変化を考慮し、今後より慎重に事業計画区域を設定する必要がある。公共サービスの安定的な供給を前提とした経営バランスを考慮し、計画的な新設・更新計画を立てる必要がある。
経営状況
収支構造
総額8.0億円
総額7.7億円