新潟県阿賀野市の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
前年度から0.02下がり、類似団体平均も下回っています。市税や使用料などの自主財源の割合が依然として低く、長引く停滞する経済状況より、収納に大きく影響を受けている状態です。特に法人税は、企業数が少ないため特定の企業の業績により影響を受けやすくなっています。引き続き市税徴収対策の強化による自主財源の確保や、徹底的な事務事業の見直し、定員管理・給与適正化による歳出抑制等、情勢の変化に応じた行政改革を進め、財政基盤の強化を図っていきます。
財政構造の弾力性
前年度に比べ1%下がり、類似団体平均も下回っています。しかし、人件費や扶助費・公債費などは依然として類似団体平均を上回る状態が続いており、財政の硬直化状態から抜け出せていません。今後、学校耐震化大規模改修事業などにより多額の市債発行が予定されるため公債費の増加や、各種制度の対象者増加による扶助費の増加が見込まれます。このため、更な事務事業の見直しや歳入の確保に努め、財政健全化に向けて一層の取り組みを行います。
人件費・物件費等の状況
豪雪による除排雪経費の増加や、老朽化が進んだ公共施設の維持補修費の増加により、前年度に比べ9,392円上回っています。公共施設の維持補修経費は今後も増加が見込まれるため、類似施設の統合を含めた見直しを進め、効率的な施設運営を行いコストの低減に努めます
給与水準(国との比較)
類似団体比率を1.1%下回っていますが、歳出全体に占める人件費の割合は依然として高く、財政硬直化の要因の一つとなっています。給与水準は継続して類似団体の水準を下回っていますが、今後も引き続き適正化に取り組みます。
定員管理の状況
職員数については、これまでの新規採用者抑制により年々減ってきていますが、類似団体平均は若干上回っています。今後も定年退職等による職員の減少が見込まれますが、支所機能の見直しや、新規採用者の抑制等により、一層の適正な定員管理に努めます。
公債費負担の状況
平成19年度に公債費負担適正化計画を策定し、公債費の抑制や繰上償還の実施の効果のほか、普通交付税の増額などもあり、平成22年度以降は18%以下となっています。平成24年度以降は、学校耐震化大規模改修事業や新病院建設事業が本格化することから、多額の新規市債発行が予定されるため、市債残高の増加が避けられない状況です。今後も、計画の徹底による事業総量の抑制を図り、14%以下を目標に取り組みます。
将来負担の状況
地方債残高や一部事務組合の公債費負担などの減少のほか、財政調整基金の積立による充当可能基金の増額などにより、前年度に比べ25.2%下がりましたが、類似団体平均は上回っています。今後も、将来への負担を少しでも軽減できるよう、新規事業の実施等について総点検を図り、財政の健全化に努めます。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
平成23年度は、平成17年度から実施していた給与カットを廃止しましたが、定員適正化計画による職員の削減(退職者の不補充)の効果により、横ばいとなっています。しかし、類似団体平均と比べると依然として高い水準にあります。今後も、新規採用職員の抑制や、定員管理・給与適正化により人件費の抑制を図ります。
物件費
学校介助員賃金や予防接種委託料などの増加により、前年度及び類似団体平均をわずかに上回っています。物件費については、枠配分による予算編成において前年度を上回らないよう抑制を行っているところです。そのため、今後もほぼ横ばいで推移していく見込みです。
扶助費
準要保護児童生徒就学援助費の増加があったものの、生活保護費などの減少もあり、経常収支比率は前年度と同じでしたが、類似団体平均を上回る状況は依然として続いています。今後も、高齢化等により各種制度の対象者増加による扶助費の増加が見込まれることから、市単独制度の見直しを視野に入れた事務事業の見直しを行います。
その他
その他の経常収支比率については、前年度・類似団体平均ともに下回っています。特別会計への繰出金については、収入の確保や経費の節減等による財政基盤の強化を図り、普通会計の負担を減らしていくように努める必要があります。また、維持補修費については、類似した公共施設の統合を含めた見直しを進め、コストの低減に努めます。
補助費等
児童クラブ事業補助金の増加や下越障害福祉事務組合負担金の増加などにより、前年度に比べ0.4%上昇したものの、類似団体平均は下回っています。市単独で行っている各種団体への補助交付金については、毎年補助金方針を作成して見直しを行っているところですが、今後もより一層の適正化に努めます。
公債費
公債費負担適正化計画による市債借り入れの抑制や、平成19年度から平成21年度にかけて実施した繰上償還などの効果により、公債費の経常収支比率は横ばいとなっていますが、類似団体平均を上回る状況は変わらず、公債費の負担は非常に重いものとなっています。今後、小中学校の耐震化や消防分遣所建設などの事業により、多額の市債発行が予定されるため、計画の徹底による事業総量の
公債費以外
公債費以外の経常収支比率については、ほぼ横ばいを維持し、類似団体比率も下回っています。今後も、定員管理・給与適正化による人件費の抑制や、市税等の収入の確保・事務事業の見直しを行い、経常経費の抑制に努めます。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
財政調整基金残高については、当面の目標値である標準財政規模の10%に近づいていますが、新潟市を除く県内市平均値14.2%と比較した場合には下位の水準となっています。実質収支額については、一般的な適正規模といわれています標準財政規模の3〜5%以内の水準にあります。ただし、平成22年度では臨時的に実質収支額が大きく増加したことの影響により、平成23年度の実質単年度収支は赤字となって
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
国民健康保険特別会計では、平成18年度以降、継続的に赤字決算と繰上充用が生じたことから、平成21年度に平均25.3%の保険税率改定を行ったほか、一般会計より随時、一定規模の赤字補てんを行っているものの単年度収支の改善には至らず、以降毎年度赤字決算となっています。今後も国保加入者への積極的な健診勧奨や、健康づくり事業等を推進し、給付費の抑制が当面の課題となっています。また、その他の公営企業会計や公営事業会計においても、建設(販売)中などの理由により基準外繰出により黒字を維持している会計もありますが、全体では黒字決算を維持しています。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
元利償還金はやや増加しているものの、平成19年度から平成21年度まで行った補償金免除繰上償還や、平成19年度策定の公債費負担適正化計画に基づき、新規起債の抑制など一定の財政健全化を図っています。また、新たな一部事務組合の地方債や債務負担行為が発生していないことや、新規起債の精査などにより普通交付税の算入公債費等が増加しており、実質公債費比率(分子)の構造は、緩やかではあるが改善傾向にあります。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
将来負担額(A)では、一般会計の地方債は減少しているものの、建設中である下水道事業債繰入額や公設民営化した病院事業債繰入額が増加しているほか、退職者数の増加に伴い退職手当負担見込額も増加しているため、全体では微減となっています。これに対して、充当可能財源等(B)では、今後の投資的経費に充てる予定の基金残高が増加しているほか、起債の精査などによる基準財政需要額算入見込額が増加しているため、将来負担比率(分子)の構造は改善傾向にあります。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
新潟県阿賀野市の2011年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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