茨城県利根町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
町内には大型事業所が少なく町民税に対する町民法人税の割合が少なく,個人町民税においても,高齢化や人口流失による納税義務者数の減少など,町民税の減収により財政力指数は0.50と類似団体平均を下回っている。自主財源である町税は落ち込み,滞納額も法人税・個人税共に前年に比較して増加しており,なお一層収納対策の強化に努める。また,収納対策と並行し,学校跡地への事業所誘致等自主財源の確保に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率については,前年度より2.5ポイント上昇し95.4%となり,類似団体平均を10.3ポイント上回っている。人件費及び補助費等の経常収支比率が高く,人件費については,平成18年度に策定した集中改革プランより引き続き,利根町行政改革行動計画に掲げた,特別職の給料削減(町長20%教育長10%)管理職手当ての削減(50%)など実施している。補助費等については,町単独補助金の見直しや,土地改良区の基盤整備負担金の一部終了など比率は低下の方向であり,今後数年内に一部事務組合の建設負担金の一部も終了する。今後は自主財源である町税等の落ち込みなどの税収の徴収率向上対策だけでなく,企業誘致や小学校跡地の活用,遊休資産の積極的な売却など,地域経済を活性化させ自主財源の確保につながるさまざまな収入確保に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費・物件費等の合計額の人口1人当たりの金額は,類似団体をかなり下回っている。これは,平成18年度に策定した集中改革プランに掲げた削減プランの実施によるもので,引き続き,利根町行政改革行動計画にも掲げ実施している。人件費では,時間外や管理職手当などの削減,物件費では,庁舎の清掃及び町有地の除草を実施し委託料の削減など,経常経費の削減を図ったためである。
給与水準(国との比較)
ラスパイラス指数については,前年度より0.3ポイント上昇し95.1%となったが,類似団体平均を1.0%下回っている。これは,平成18年度に策定した集中改革プランにより定員管理を徹底したもので,今後とも給与水準の適正化に努める。
定員管理の状況
人口千人当たりの職員数は,7.65人と類似団体平均の8.63人より下回っている。これは,過去数年間,退職者に対する欠員の補充を控えたためであるが,人件費の経常収支比率は依然として高いため,町職員の適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率は,前年度より0.9ポイント減少したものの類似団体平均と比較すると2.4%上回っている。平成26年までには,庁舎建設や図書館建設等の償還及び一部事務組合の公債費負担も終了するので,減少が見込まれる。今後とも普通建設事業に係る町債の新規発行の抑制に努める。
将来負担の状況
将来負担比率は-%と類似団体平均のの70.0%と比較して大きく下回っている。ここ数年間,経常収支比率が高いため普通建設事業による新たな町債の借入の抑制や地方債現在高,一部事務組合建設負担金残高が減少しているためである。また,前年度と比較して減少したのは,中学校校舎建設事業債などの地方債の現在高,債務負担行為に基づく支出予定額,一部事務組合等負担見込額が減少したことによるものである。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費は,集中改革プランに沿った適正な定員管理,時間外勤務手当,管理職手当等の削減により,前年度より0.8ポイント減少し31.6%となり年々改善されつつあるが,類似団体と比べると依然として高い水準である。今後も職員の適正な定員管理に努め,人件費の抑制を図る。
物件費
物件費に係る経常収支比率は,前年度より0.2ポイント減少し10.2%となったが,類似団体と比べ1.6ポイント低くなっている。電算業務などの委託料,使用料の見直しなど集中改革プランの削減効果によりここ数年は10%前半の比率で推移しており,引き続き経常経費の削減に努める。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は,前年度より0.4ポイント上昇し5.3%となり,類似団体と比べ0.2ポイント高くなっている。民間保育園委託料,自立支援給付費の増によるものである。今後は少子化の影響で減少する傾向であるが,保育料の見直し等により収入確保策に努める。
その他
その他に係る経常収支比率は,前年度より0.7ポイント減少し,12.1%となり,類似団体と比べても0.4ポイント低くなっており,公共施設の老朽化等による維持補修費によるものである,今後は利根町行政改革行動計画による施設の使用料の見直しを実施し,収入確保策に努める。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率は,前年度より4.9ポイント上昇し,22.1%となり,類似団体と比べても8.3ポイント高い比率となっており,一部事務組合負担金の増及び特定目的基金の減少によるものである。今後数年の内に,一部事務組合建設負担金の一部が終了し負担の軽減が見込まれるが,各種団体への負担金を含めた補助費等について見直しを図る。
公債費
公債費に係る経常収支比率は,前年度より1.1ポイント減少し14.1%となり,類似団体ち比べて3.3ポイント低くなっており,中学校校舎建設事業債の償還が終了したことによるものである。公債費の償還がピークを過ぎ,また,塵芥処理組合等の一部事務組合建設負担金の一部が数年内に終了するなど,負担の軽減が見込まれるが,新規の普通建設事業については,事業の必要性,費用対効果等を十分に考慮し,町債の発行を抑制する。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率は,前年度より3.6ポイント増加し,81.3%となり,類似団体と比べても13.6ポイント高くなっており,公債費のピークが過ぎたためであり,引き続き町債の発行を抑制する。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高については,前年度より3.49ポイントのマイナスで金額で105,702千円のマイナスとなっており,当初予算編成時に基金を取り崩しているためである。実質収支額については1.67ポイントのマイナスで金額で56,307千円のマイナスとなっており,東日本大震災等により翌年度に繰り越すべき財源の増のためである。実質単年度収支については,4.28ポイントのマイナスになっており,翌年度に繰越す財源の増と積立金の取り崩しにより財政運営を行っているためである。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
国民健康保険特別会計(事業勘定)や介護保険特別会計の構成比がサービス利用者の増により増加傾向にあるが,すべての会計において黒字である。今後も黒字を維持できるよう歳出削減等に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金等については,中学校校舎建設事業債の償還終了や防災まちづくり事業債の一部償還終了により公債費のピークが過ぎ,債務負担行為に基づく支出予定額も基盤整備事業の終了により減少傾向にある。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額については,償還終了による地方債の現在高,債務負担行為に基づく支出予定額,塵芥処理組合等一部事務組合負担見込み額等について減少している。充当可能財源については,基金の取り崩しにより予算編成を行っているため年々減少傾向となっている。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
茨城県利根町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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