事業・施設概要
| 都道府県 | 宮城県 | 経営主体 | 美里町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 22,997人 |
| 現在給水人口 | 22,978人 | 給水区域面積 | 7,336ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、112.99%と類似団体平均及び全国平均に比べて高い水準となった。これは経営の安定化のため、令和元年度に水道料金改定を実施した成果である。令和5年度は、費用が減少したため、経常収支比率が向上しているが、人口減少による給水収益の減少、物価高騰の影響による費用の増加が避けられないことから、引き続き、収益の確保、費用の抑制に努めるものとする。流動比率は、94.17%と大きく悪化し、類似団体平均及び全国平均に比べて極めて低い水準にある。令和5年度は、建設改良に係る費用を未払金に計上し、その財源である企業債の借入れが、次年度になったことに加え、令和6年度に利息が高い借入金を繰上償還する計画であったため、流動負債が増加したものであり、その費用を除いた場合は、流動比率が前年度と同程度であることから、引き続き、純利益を確保することにより、流動比率の改善を図っていく。企業債残高対給水収益比率は、412.75%と昨年度から減少している。類似団体平均及び全国平均に比べて高い水準にあるが、給水収益を確保することにより年々減少傾向にある。料金回収率は、給水収益110.10%と給水に係る費用を給水収益で賄えており、適正な料金水準である。一方で給水原価は、295.61円と増加し、依然として類似団体平均及び全国平均に比べて高い水準にあるため、継続して費用の抑制に努めるものとする。施設利用率は、46.06%と依然として類似団体平均及び全国平均に比べて低い水準にあり、施設規模の適正化に努める必要がある。有収率は、86.93%となった。引き続き、有収率90%以上を目標に漏水箇所を早期発見することにより、有収率の維持・向上を図っていく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は45.85%となった。資産額が大きい浄水施設などが比較的新しいため、類似団体平均及び全国平均と比較して低い水準にある。管路経年化率は、26.32%と類似団体平均及び全国平均に比べて高い水準にあり、管路更新率は0.51%と昨年度から増加しているが、物価高騰の影響等により、計画していた更新延長に達していないため、老朽管の更新を引き続き推進するとともに管路以外の水道施設の更新が必要な時期を迎えることから次期投資計画の見直しに向けた取組を実施していく。
全体総括
令和5年度は、令和元年度に実施した水道料金改定の成果により前年度と同様に収益を確保することができた。その一方で災害等による特別損失の計上、物価高騰による費用の増加により、予定していた収益が確保できていないため、引き続き、収益の確保、費用の抑制に取り組むとともに次期「美里町水道事業経営戦略」の見直しに向け取り組むものとする。管路更新については、令和3年度に策定した「美里町水道事業経営戦略」に基づき、施設及び老朽化した管路の更新を進め、有収率の向上と各指標の改善を図っていく。資産の更新の主たる財源である企業債は、令和5年度から借入額を抑制し、企業債残高の増加を抑制している。今後については、持続可能な経営を行うため、次期「美里町水道事業経営戦略」の見直しに必要な調査・分析を実施し、引き続き経営の健全化に努め、経営基盤の強化を図っていく。
経営状況
収支構造
総額7.6億円
総額6.7億円