青森県六戸町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
0.32と類似団体平均を若干上回っているものの、長引く景気低迷による個人・法人関係の税収伸び悩みや新規財源の確保が難しい中、現在の財政力維持に努めている状況である。
財政構造の弾力性
扶助費及び繰出金の増加により85.9%と類似団体平均を上回っている。計画的な職員数の適正化による人件費の適正化及び平成13・14・18・21・22年度に実施している地方債繰上償還を計画的に実施することによる利子償還金の圧縮を通し、義務的経費削減に努め、経常収支比率の改善を図る。
人件費・物件費等の状況
これまで、集中改革プランに基づき継続的に人件費・物件費の削減に取り組んできたことにより121,251円と類似団体平均を下回っている。今後も人件費、物件費の削減に努め現在の水準を維持する。
給与水準(国との比較)
現在の職員の年齢構造等により96.9と類似団体を2.5ポイント上回っている。現在も給与体系の適正化を行っているところであるが、今後とも民間企業の平均給与の状況を踏まえ適正化に努める。
定員管理の状況
過去の定員管理計画及び集中改革プランにより、計画的に職員数を削減するとともに、OA化の推進により職員数を増やすことなく業務量の増加にも対応したきたため7.41人と類似団体平均を下回っている。今後とも定員管理計画に基づく職員数の適正化及び民間委託の推進により現在の水準を維持する。
公債費負担の状況
普通建設事業費に係る起債の償還等に伴い上昇し、類似団体平均をやや上回っている。平成13・14・18・21・22年度と実施してきている地方債繰上償還を今後も計画的に実施することにより、さらなる公債費負担を圧縮し改善を図る。
将来負担の状況
前年度数値101.4%より19.9%減少し81.5%となったが、類似団体平均も24.1%減少し76.2%となったため類似団体平均5.3%を上回っている。今後は平成13・14・18・21・22年度と実施してきている地方債繰上償還の計画的実施、さらに財政調整基金及び減債基金を積立し充当可能資金を増額することにより、将来負担比率の圧縮を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は18.1%と低くなっている。要因としては、定員管理計画及び集中改革プランに基づき定員管理を厳格に行ってきたことと、ゴミ処理業務や消防業務等を一部事務組合で行っていることがある。一部事務組合の人件費分に充てる負担金や公営企業の人件費に充てる繰出金といった人件費に準ずる費用を合計した場合の人口一人当たりの歳出決算額も類似団体を下回っており、今後とも定員管理の厳格な運用及び負担金等の適正化を通して人件費関係経費の抑制を図っていく。
物件費
物件費の経常収支比率は11.4%と類似団体平均の9.6%を上回っている。これは、業務の民間委託化の推進による人件費等から委託料(物件費)シフトがおきたためである。物件費だけを見れば類似団体平均より上回る結果となっているが、人口一人当たりの人件費・物件費等の決算額を見れば類似団体を下回る結果となっており、リンクする人件費・物件費総体では、圧縮が図られていると考える。今後とも現在の物件費の適正化に係る努力を継続する。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っている要因としては、児童手当及び子ども手当等の扶助費の増加が考えられる。今後とも、政策的なバランスも勘案しながら扶助費の適正化に向けて努力していく。
その他
その他に係る経常収支比率が20.4%と類似団体平均を上回っているのは、公共下水道事業会計、国民健康保険事業特別会計等への繰出金の増加が主な原因である。今後は、下水道事業債の繰上償還による公共下水道事業会計の公債費の圧縮及び国民健康保険事業特別会計における健康保険税の適正化を検討し繰出金の圧縮を図っていきたい。
補助費等
補助費等その他に係る経常収支比率は、14.5%と類似団体平均13.3%を上回っているが、平成20年をピークに減少傾向にある。今後は、政策的なバランスを勘案し、適正化を図っていく。
公債費
公債費に係る経常収支比率は、16.7%と類似団体平均の21.9%を下回っている。公営企業債の元利償還金に対する繰出金などの準元利償還金を含めたベースでも、人口一人当たり決算額が類似団体平均を下回っており、今後とも地方債の繰上償還の計画的な実施により公債費の圧縮を図っていく。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率が、69.2%と類似団体平均を上回っているのは、全体の経常収支比率に対して公債費に係る経常収支比率の割合が低いことと、その他、扶助費、補助費、それぞれに係る経常収支比率の割合が全体の経常収支比率に対して相対的に高くなっていることが原因と考えられる。今後は、繰出金、扶助費、補助費に係る経常収支の中身を検討・改善すことにより適正化を図っていきたい。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
標準財政規模に対する財政調整基金残高に実質収支額を加えた額の比率は、緩やかに上昇しており、また実質単年度収支の標準財政規模に対する割合も平成19年度、平成20年度については、マイナスであったがその後はプラスに転じていることから財政運営の弾力性は、確保されていると考える。しかしながら、長引く景気低迷や人口減少を起因とした今後の地方財政状況の厳しい将来見通しを鑑みれば、現在の状況を維持することが重要であり、今後とも各種行政経費の適正化を通して現在の財政運営の弾力性を維持するよう努力する。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
各会計における連結実質赤字等比率については、平成19年度に国民健康保険病院特別会計において-0.79とマイナスとなった以外は一貫して黒字の値を示しているが、平成20年度をピークに全体の黒字比率も緩やかに減少している。これは、国民健康保険事業特別会計や下水道事業特別会計等への繰出金が増加傾向にあり、全体として黒字額が減少したことや標準財政規模が増加したためと考えられる。今後とも一般会計及び各特別会計の適正な財政管理をとおして、現在の水準の維持を図りたい。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金の額は、平成19年度の615百万円から平成22年度の604百万円と減少しているが、公営企業債の元利償還金に係る繰入金は、平成19年度の216百万円から一貫して増加し平成22年度は、333百万円となっている。これは下水道事業債に係る償還額増加によるものである。また、合わせて算入公債費の額も平成19年度は562百万円であったものが平成22年度には493百万円まで減少していることにより、実質公債比率の分子の金額は、平成19年度は321百万円であったものが、平成22年度には493百万円まで増加してきている。平成13・14・18・21・22年度に地方債繰上償還を実施したところであるが、今後とも計画的に繰上償還など公債費の適正化を図り、実質公債比率(分子)構造の圧縮に務めたい。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率(分子)の構造については、公営企業債等に係る繰入見込額が増加傾向にあるものの、過去に実施している地方債繰上償還により、一般会計等に係る地方債残高が平成19年度の6,069百万円から平成22年度の5,770百万円と圧縮傾向にあり、合わせて組合等負担等見込額も平成19年度が411百万円であったものが平成22年度は244百万円に、退職手当負担見込額も1,114百万円から835百万円と減少傾向にある。また、基準財政需要額算入見込額については、横ばい傾向にあるものの減債基金等の基金積立額の増加による充当可能基金の増加により、将来負担比率の分子は、平成19年度は3,332百万円であったものが平成22年度は2,471百万円まで圧縮されていている。現在の厳しい地方財政状況を鑑みれば、将来的な負担軽減は重要であり、今後も計画的な繰上償還の実施等を通して将来負担比率(分子)の圧縮に務めたい。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
青森県六戸町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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