経営の健全性・効率性について
①直近の5年間を平均すると、91.4%となっている。料金収入については、微増傾向にあるが、起債償還額の増額等に伴い、一般会計からの繰入金も増加傾向になっている。④企業債残高は毎年減少しており、類似団体と比較しても低い数値で推移している。⑤経費回収率は、現状では類似団体と比較して高い数値で推移している。⑥汚水処理減価は、現状では類似団体と比較して安い価格で推移している。⑦施設利用率は、毎年微増傾向にあり、類似団体平均に近い数値に推移している。⑧水洗化率は、処理区域の拡大中であるが増加傾向にあり、82.85%となっている。類似団体と比較しても高い数値で推移している。
老朽化の状況について
③管渠改善率は、下水道布設延長のうち、改善管渠延長があったことから1.15となり、前年度と比べ大きく伸びている。
全体総括
公共下水道事業の経営は、類似団体と比較して安定している。しかし、収入については一般会計繰入金に頼るところが大きいことが現状であることから、健全で効率的な経営のために料金適正化の検討及び接続率の向上等により、他会計への依存度を改善する必要がある。