経営の健全性・効率性について
本町は、平成13年度に事業認可を受けて面整備を開始し、平成21年度に供用開始を行いました。供用開始から年数が浅く、比較的使用料収入が少ないため、依然として厳しい経営状況となっており、健全経営であるとは言えないため、経営改善を推進していくことが必要です。水洗化率については、5年スパンで見ると徐々に上昇しているものの、平均値より下回っています。水洗化率は、有収水量・使用料収入につながるものであり、経営上重要な指標となります。そのため、今後どのように水洗化率の向上を図っていくかということが、本事業における重要なポイントであると考えます。
老朽化の状況について
現在のところ、老朽管がないため管渠改善の実績はありません。
全体総括
供用開始からの年数が浅いことから、使用料収入が少なく、一般会計からの繰入金に依存している経営状況であると言えます。また、面整備には、多額の地方債の借入が伴います。経営改善のためには、今後も引き続き、水洗化率の増加を図り「経営の効率性」の向上を目指すとともに、将来世代への地方債償還金にかかる負担増を考慮に入れながら、計画的に管渠整備を推進していく必要があると考えます。