経営の健全性・効率性について
単年度の収支を示す収益的収支比率は、H26年度が93.74%で、維持管理費用が増加する中、減少傾向となっている。また、H26年度の水洗化率は、現在処理区域内人口を、実際に水洗便所を設置して汚水処理している方と同数としているため100%となっているが、施設や設備が一日に対応可能な処理能力に対する、一日平均処理水量の割合である施設利用率は、人口減少により、H26年度が55.57%と低い数値を示しており、使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した経費回収率は、適正な使用料収入が確保されていないことと、修繕費の増加により、H26年度が52.57%と減少しており、類似団体よりも低い数値となっている。
老朽化の状況について
平成12年度から供用開始しており、定期的に点検を実施しているが、経年劣化等による修繕が増加している。今後は現状に応じた計画的な管理を行う。
全体総括
今後人口が減少する中、経営の健全性と効率性を高めるため、将来を見据えた収入を確保するとともに、計画的な維持管理を行う必要がある。