経営の健全性・効率性について
累積欠損金が無く、経常収支比率が100%を超えているので、経営状況は良好である。しかし、経費回収率をみると、下水道使用料で汚水処理に係る費用を6割しか賄えておらず、残りは主に一般会計からの繰入金に頼っているのが現状である。経費回収率も徐々に増えており、汚水処理原価も下がってきているので、有収水量や下水道使用料の増加がうかがうことができる。下水道自体がまだ整備途中であるため、これから整備を進めていけば、料金収入のさらなる増加も見込め、一般会計からの繰入金を減らしていくことができる。
老朽化の状況について
平成16年から供用開始しており、管渠等はまだ新しく老朽化していない。
全体総括
里庄町では、供用開始が平成16年と遅く、下水道を整備する予定の区域の55.5%の整備が終わったところである。そのため一般会計からの繰入金も多いが、管渠の整備が進んでいけば有収水量も増加し、料金収入も増える見込みである。これからもさらなる経費節減に努め、水洗化率向上につながるように引き続き住民に下水道への接続をお願いしていきたい。