経営の健全性・効率性について
町村単独で行う下水道事業と異なり、木曽郡内の町村の、各浄化センターで発生した汚泥の脱水処理のみを行っている。使用料収入はなく構成町村の分担金だけで経営している。各町村単独で行うより効率良く安定した経営ができている。
老朽化の状況について
供用開始から14年が過ぎたが、日常点検や年次点検、計画的修繕により特に大きな問題はない。引続き設備の延命化に努める。
全体総括
処理区域内人口の減少により、下水道汚泥より浄化槽汚泥が増えているため、MICS事業(注)になる可能性は極めて低い。人口減少による税収の減等で各町村の分担金の捻出が苦しくなると予想されるため、し尿処理との連携が今後の課題となる。(注)MICS事業とは、し尿処理(浄化槽汚泥含)との一体化のことで、し尿処理量より下水道汚泥量の方が上回ることが条件となる。