経営の健全性・効率性について
収益的収支比率については、ほぼ100%を維持している。経費回収率については、類似団体平均値を上回る水準を維持している。汚水処理原価については、類似団体平均値を下回っている。施設利用率については、類似団体平均値を下回っている。水洗化率については、類似団体平均値を下回っているが、上昇傾向にある。経営の健全化を維持するためには、使用料金の値上げで対応するほかないと考えるが、平成17年度に実施した30%の料金改定では、処理水量の減少もあり大きな収入増にはならなかった。処理区域内に村営住宅建設予定等がないため、処理区域内人口の増加は見込めない。
老朽化の状況について
指標となる数値はないが、老朽化が進行している。
全体総括
処理区域内人口が限られ、将来にわたり料金収入の増加を見込むことが困難である。料金値上げも限界があり、近い将来、使用者がいなくなることもありうる状況である。現状を維持し、壊れた部分を修繕しながら使用していくことが最善の方策と考えられる。