経営の健全性・効率性について
平成26年度から企業会計移行に伴い,特別損失を計上したため欠損金が発生したが次年度には解消できる見込である。また,経常収支比率は100%を上回っており,流動比率,経費回収率は全国平均を上回っているため,概ね経営の健全性・効率性は保たれている。企業債残高対事業規模比率,汚水処理原価は,平成元年から平成13年度まで毎年50億円規模の投資を行ったため高くなっているが,企業債借入残高は平成15年度をピークに減少傾向にあるため,当該指標は改善される見込である。
老朽化の状況について
耐用年数50年を経過した管は1,236km中2.3kmだが,今後急激に増加していくことが予想される。そのため,平成27年度までにストックマネジメント計画を策定し,計画的な維持管理を実施していく。
全体総括
水洗化率の向上に努め,引き続き使用料の見直しにより適正な収入を確保し,委託の推進等により経費の節減を図り,健全経営の維持に努める。