経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は79.72%と赤字であり、一般会計からの繰入金等に依存する状況である。安定的な事業運営を行うためにも、更なる接続率の向上を図り、合わせて経費回収率の向上も目指す。企業債残高対事業規模比率は、元利ともに全て一般会計からの繰入に根拠するため当該値表示がない。汚水処理原価の上昇は、大口使用者からの処理量の減少及び維持管理負担金の増加に伴うもである。引き続き、戸別訪問などを実施して、下水道事業への理解を高めて、水洗化率を向上させる。
老朽化の状況について
H21年の供用開始であり、比較的新しい管渠である。新たに定められた、維持管理基準に基づき、適切に維持管理を行っていく。
全体総括
供用開始から日も浅く、下水道への接続を推進している状況である。下水道の目的である公衆衛生の向上や河川等の水質保全、良好な環境を創造するために、今後も健全で効率性の高い事業運営を目指していく。