経営の健全性・効率性について
全般的に、経営の健全化は保たれている。平成21年度から平成24年度まで行った使用料改定により、経常収支比率や経費回収率が改善している。企業債残高対事業規模比率は類似団体と比較してかなり低い数値となっており、将来負担が少なくなっているが、必要な事業量が確保できているか検証する必要がある。
老朽化の状況について
川越市の公共下水道は供用開始からの経過年数が長く、施設全体の老朽割合が高まっている。管渠についてもこの傾向は明らかであり、老朽化率も高いにもかかわらず改善(更新)のスピードが遅いことが分かる。
全体総括
現時点での経営状況は良いものの、長期的な更新計画を再検討して収支計画を見直していく必要がある。