経営の健全性・効率性について
この事業は、整備戸数18戸と規模が小さいため年間会計規模も小さい。そのため小さな修繕を行った場合でも変動が大きい。施設利用率については、建設当時は過大ではなかったが社会問題である少子高齢化等により人口減少が著しく進行したため低くなっていると考えられる。また水洗化率が100%となっており、これ以上の使用料収入の増加は見込めない。
老朽化の状況について
老朽化状況については、処理場規模については小規模であり、設備機器点数も少なく小型であるため、他の処理場に比べ安価である。また、修繕計画を立て、計画的に修繕をかけているため単年度に集中するようなこともない。管路については、供用開始後16年程度ではあり、使用人口が少ないため傷みも少ない状況であるが、今後はメンテナンスのため管路清掃等が必要になってくると思われる。
全体総括
水洗化率が100%のため今後使用料収入の増加は見込めないのが現状であるが修繕費用については経常的にかかっていく。そのため使用料の値上げを考慮していかなければならないの状況ではあるが、簡易排水事業のみを上げることはできないので、他の事業と足並みをそろえて改定時期等を考えなければならない。