宮崎県日向市:末端給水事業の経営状況(2023年度)
宮崎県日向市が所管する水道事業「末端給水事業」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2023年度)
経営の健全性・効率性について
本市では令和5年1月に水道料金の増額改定を行いました。水道料金の基本料金減免事業を実施した令和4年度と比較すると、給水収益は36.4%増加しました。これらの影響に加え、減価償却費等の経常費用が減少したため、「経常収支比率」は例年に比べて大幅に上昇しています。「流動比率」は建設改良費等の未払金の増加によって流動負債が増加しましたが、現金の増加により流動資産も同程度増加したことで、昨年度と同水準を維持しています。これらの数値は共に100%以上であり、累積欠損金もなく経営は安定しています。「企業債残高対給水収益比率」は、給水収益の増加によって令和3年度までの水準よりもさらに減少し、類似団体の平均値を下回っています。「給水原価」は、経常費用や長期前受金の減少によって10.2ポイント低下しました。また、給水収益の増加によって供給単価が大幅に上昇したため「料金回収率」は44.91ポイント上昇しました。「施設利用率」は、給水人口に対して施設規模が大きいことの結果として低い数値で推移しており、類似団体の平均と比較しても低くなっています。「有収率」は、漏水の発生が多い路線の管路を優先的に更新するよう取り組んだ結果0.72ポイント上昇しました。
老朽化の状況について
「有形固定資産減価償却率」は57.91%で年々上昇しており、全国および類似団体の平均値を上回っています。これは施設の老朽化が進んでいることを示しています。また、「管路経年化率」は33.55%で、全国平均および類似団体平均と比較して非常に高く、耐用年数を超過した老朽管を多く保有していることを示しています。老朽化が進むことで、漏水等により供給停止のリスクが高まっています。これを踏まえ、現在老朽管路の更新を重点的に実施しており、その結果「管路更新率」は1.41%と類似団体平均を大きく上回る水準を維持しています。しかし、今後実施予定の浄水場更新事業や重要給水施設管路更新事業には多額の経費が必要となるため、財源確保が大きな課題となっており、国からの補助金や民間資金の導入についての検討が重要です。
全体総括
近年、少子高齢化などの社会情勢の変動により給水人口が減少しています。水道事業の主な財源である給水収益は、料金改定により今後数年間は本年度と同程度の収入が見込まれますが、長期的には人口減少で料金収入が減少すると予測しています。一方、水道施設の耐震化や老朽化対策は水道の安定供給のために重要な課題であり、更新事業の更なる推進が求められる中、給水収益の逓減と合わせて厳しい財政状況になっています。また、老朽管路や浄水場等の施設の更新や耐震化は事業経営における喫緊の課題となっており、施設の統廃合やダウンサイジング等についても十分に検討し、速やかに取り組む必要があります。今後も持続可能な水道事業を実現するために、「日向市水道ビジョン」や中間見直しを行った「日向市水道事業経営戦略」に沿って健全経営に向けた取り組みを実施する必要があります。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の日向市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。