事業・施設概要
| 都道府県 | 愛媛県 | 経営主体 | 今治市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Bd1 |
| 行政区域内人口 | 148,925人 | 現在処理区域内人口 | 91,266人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 85,125人 | 現在処理区域面積 | 2,327ha |
| 晴天時現在処理能力 | 64,750m³/日 | 下水管布設延長 | 719km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経営の健全性・効率性を示す指標について、類似団体平均値と比較して概ね同等数値となっているが、③流動比率について、類似団体平均76.32%に対して、本市は53.83%と大幅に低い値となっている。今後、流動負債の減少に伴い増加傾向を見込んでいるが、現金等の流動資産の確保に留意する必要がある。④企業債残高対事業規模比率について、類似団体平均に対して13.78ポイント低くなっており、使用料収入に対して企業債残高が少ないことを示しているが、今後、処理場等の老朽化に伴う改築・更新需要から、大規模な投資が見込まれるため注視が必要である。⑤経費回収率について、前年度と比較して0.78ポイント改善した。⑥汚水処理原価については0.91ポイント減となっているが、これは有収水量の減少に伴い下水道使用料の収入が減少したものの、資本費における汚水処理費(使用料対象経費)がそれ以上に減少したことによるものである。今後、維持管理費の適正な執行はもとより下水道使用料の増収に向けた検討が必要であると考える。⑦施設利用率について類似団体とほぼ同等で推移しているが、前年度と比較すると1.37ポイント増加している。本市の公共下水道は、合流処理の地域があることや下水道事業への着手が早かったことなどもあり、今後は不明水への対応などを行ながら、近接する処理場の統廃合を推進し、適正な施設規模となるよう努める。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率について、本市公共下水道事業は令和5年度で法適用8年目を迎え、法適用時に減価償却累計額相当額を控除した額である簿価を取得価額とし、減価償却累計額がゼロの状態で開始したため、償却率が低くなっているが、償却が進むにつれ他団体と同程度で推移していくと見込んでいる。また、下水道事業の着手が早かったこともあり、類似団体平均と比較して、②管渠老朽化率が高くなっているが、管渠改築工事を順次実施しているため、③管渠改善率は前年度と比較すると0.01ポイント減少したものの、類似団体平均と比較して0.25ポイント高くなっている。今後、管渠ストックマネジメント計画及び既存の管路台帳システム等を活用しながら、管路の更新・改良等必要な対策を計画的に実施する予定である。
全体総括
今後、人口減少や節水意識の高まりで使用料収入が減少する見込みであること、処理場や管渠等の老朽化対策に係る多額の更新需要が見込まれることから、処理場の統廃合などによるコストの削減等、不断の経営改善が必要である。なお、処理場の統廃合については、平成29年度に漁業集落排水施設1処理区を統合、令和元年度に特定環境保全公共下水道1処理区を統合、令和5年度には、農業集落排水施設1処理区を統合した。施設の老朽化や人口減少による処理場の処理能力の余剰などを勘案し、順次統廃合を進め経営の合理化を図る予定である。
経営状況
収支構造
総額40.3億円
総額39.7億円