山口県柳井市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
類似団体平均より高い数値となっているが、市税の多くは固定資産税に依存しており、その固定資産税が構造的に減少傾向にある当市にとっては今後悪化することが考えられる。後年の財政基盤の安定化と市民参加の推進による個性ある地域づくりの展開に努める。
財政構造の弾力性
歳出削減に努めており、ほぼ類似団体平均の数値ではあるが、財政の硬直化を改善すべく、今後も定員適正化、補助金等の縮減、事務事業の見直し等の集中改革プラン実施実現に努める。
人件費・物件費等の状況
合併以降、人件費・物件費とも歳出削減に努めており、その結果として類似団体の平均より少ない状況である。今後も定員適正化、指定管理者制度の導入等の事務事業の見直し等の集中改革プラン実施実現に努める。人件費は平成18年3月策定の集中改革プランの平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化(計画:平成22年4月時点で19人減)は達成(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])したが、次期4ヵ年も更なる縮減に努める。
給与水準(国との比較)
類似団体平均より高い数値である。類似団体平均、全国市平均の状況を踏まえつつ、引き続き給与の適正化に努める。
定員管理の状況
平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化(計画:平成22年4月時点で19人減)を達成(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])したが人口の減少もあり山口県平均よりは多くなっているが、類似団体平均よりは少ない状況である。次期計画の4ヵ年も自治体規模に応じた組織機構を常に考慮し、適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
類似団体平均より高い状況である。慢性的な水不足という地域性を改善するべく取組んだ広域水道事業と、地域環境改善のための下水道普及向上対策によるものの起債残高が大きく、率を押し上げている。今後とも新規発行債については、適正な事業選択を行い、新規発行債の抑制と世代間平準化に努める。平成19年度から21年度にかけて繰上償還を行い起債残高の減に努めたところである。
将来負担の状況
類似団体平均より低い数値ではあるが、起債残高が多い(慢性的な水不足という地域性を改善するべく取組んだ広域水道事業と、地域環境改善のための下水道普及向上対策によるもの)ことが将来負担額を押し上げている。今後は、標準財政規模が減少していくことが見込まれるため、適正な事業選択を行い、新規発行債の抑制と世代間平準化に努める。平成19年度から21年度にかけて繰上償還を行い起債残高の減に努めたところである。今後も、歳出の抑制や、充当可能財源の確保に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費は、平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化(計画:平成22年4月時点で19人減)を達成(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])したこともあり類似団体の平均より低い数値である。次期計画の4ヵ年についても更なる縮減に努める。
物件費
物件費は、類似団体の平均より低い数値である。合併以降、歳出削減に努めており、その結果ともいえる。今後も、経費全般について、事務事業の統廃合を含め徹底的な見直しを行い、特に内部管理経費については、たとえ少額といえども節減していき集中改革プラン実施実現に努める。
扶助費
扶助費は、類似団体の平均より高い数値である。経年ごとに高齢化率が高く(H18年度末30.3%、H19年度末30.9%、H20年度末31.4%、H21年度末32.0%、H22年度末32.0%)なっており、減に転じる要素に乏しい状況である。基本的には恣意的に減額できる経費でないため、今後とも適正な支出に努める。
その他
その他は、類似団体平均より大幅に高い数値である。平成20年度より大きく上回っているのは繰出金の増加が主な要因である。平成20年度より下水道事業会計の赤字を解消すべく赤字補填の繰出金が必要となっためである。また、国民健康保険事業会計の財政状態の悪化に伴い、赤字補塡的な繰出金が多額になっていることも要因として挙げられる。下水道事業については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化、国民健康保険事業会計においても国民健康保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等
補助費等は、類似団体の平均並みの数値である。補助費等の約65%を一部事務組合の負担金で占めているため、組合等が経費節減に努めているか十分検証を行う。また、その他の補助金については、目的、効果、被補助団体の活動状況や予算決算書を精査し、効果の乏しいもの、長期にわたり継続しているもの、あるいは既にその目的を達成したものについては、慣例にこだわることなく、見直しを行う。
公債費
公債費は、類似団体の平均並みの数値である。慢性的な水不足という地域特性を改善するべく取組んできた水源開発事業の起債残高が全体の約25%を占めていることと、下水道の普及率向上対策への取り組みにおいて、公債費およびその関係指標を押し上げている要因となっている。今後も適正な事業選択を行い、新規発行債の抑制と世代間平準化に努める。平成19年度から21年度にかけて繰上償還を行い起債残高の減に努めたところである。
公債費以外
公債費以外については、類似団体の平均並みの数値である。費目ごとで見ると類似団体の平均より下回っている費目が多いが繰出金が類似団体の平均より大きく上回っているため、トータルでは類似団体の平均並みとなっている。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
合併後から平成20年度までは2億円台で推移していた繰越額が、平成21年度そして22年度と5億円を超える繰越額となった。これは、歳入で市税、地方交付税等が予算額を大きく上回ったこと等が主な要因である。今後は、大規模な普通建設事業が計画されており、実質収支額については減少傾向となる見込みである。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
赤字額は、老人保健事業特別会計の実質赤字(平成19年度~21年度)及び公共下水道事業特別会計の資金不足(平成19年度)によるものである。老人保健事業特別会計における赤字額は国、県及び支払基金からの交付金の精算が翌年度に行われるため、制度的に赤字決算となったものである。公共下水道事業特別会計については、下水道整備に多額の事業費がかかり、さらに平成17年度からの累積赤字が平成19年度の資金不足の要因となったが、20年度に一般会計からの繰入れを増額したことにより赤字を解消した。22年度は、全会計において赤字は生じていないが、今後、税収入をはじめ一般財源の確保が厳しい状況となる見込みであり、各会計で適正な財政運営、企業経営を図っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費比率は、20年度において公共下水道事業への繰出金が比率増の原因となったが、以降年々減少傾向にある。その主な要因としては、平成19年度から21年度にわたり、利率の高い起債を繰上償還したことや低利な市債への借換え、さらに新規起債の抑制により、元利償還金の額が減ってきたことによる。(元利償還金は平成19年度と20年度に特定財源の額を加えると、平成19年度2,289千円、平成20年度2,286千円)。今後も起債の抑制等により、引き続き財政の健全化を図る。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計等に係る地方債の現在高は、平成19年度から平成21年度にかけて繰上償還を行い、さらに新規起債の抑制等の効果により、19年度の決算額と比べると平成22年度末の市債残高は28億5千万円の減となった。また、公営企業債等繰入見込額については、公共下水道事業特別会計の企業債残高が多くあり、一般会計からの繰入金が将来負担額に大きく影響している。今後も市債の新規発行額を元金償還額以内に抑えるなど市債残高の削減に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
山口県柳井市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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