岡山県高梁市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
本市の平成22年度の財政力指数は0.31であり、全国平均(0.53)、岡山県平均(0.44)を下回っている。これは、本市が過疎地域で中山間地域であり社会経済基盤が弱く、市税を中心とした自主財源が乏しい状況によるのである。
財政構造の弾力性
平成16年度の合併及び交付税の削減により90%を超えていたが、平成21年度決算からは、行財政改革等の効果により、人件費、公債費等が減少に転じた。その結果、全国平均、岡山県平均より低くなっている。今後とも、行財政改革大綱に基づく定員管理、公債費負担適正化計画に基づく起債発行の抑制により、経常一般歳出の削減に努め、持続可能な財政運営を行う。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費は平成22年度末で195千円となっており、平成21年度末と比較して若干の減少となっているが、全国平均(115千円)、岡山県平均(116千円)を大幅に上回っている。主な要因は、合併による職員数の増加と市域の拡大による物件費の増大と考えられる。
給与水準(国との比較)
本市は類似団体平均と同水準であるが、今後とも行財政改革に基づく、諸手当の見直しなどにより、より一層の給与の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たりの職員数は14.78人となっており、全国平均(7.24人)、岡山県平均(7.82人)を大幅に上回っているが、合併に伴う職員数の増加が要因である。
公債費負担の状況
平成22年度決算では、平成21年度に比べ2.3%下がり17.3%となった。起債許可となる18%を下回った要因は、平成18年度に策定(平成19年度見直し)した公債費負担適正化計画に基づき、普通建設事業のによる起債発行額の抑制や公債費の繰上償還などにより起債償還額の削減を図ったためである。今後も、財政運営適正化計画及び公債費負担適正計画を順守し、新規起債発行の抑制に努める。
将来負担の状況
本市の将来負担比率は平成22年度末で93.8%となっており、全国平均(79.7%)、岡山県平均(99.7%)と平均的数値となっている。これはこれまでに、道路や水道等の生活基盤整備に多くの投資を行った結果であるが、今後は、公債費負担適正化計画に基づき、事業の重点化を図り、発行する起債の選択を行い、起債の発行を抑制し、地方債残高の減少により将来負担比率の抑制に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費については、平成19年度決算までは類似団体と比較して高かったが、行財政改革の実施により、現在では全国平均(25.1%)、岡山県平均(23.7%)。類似団体平均(24.0%)より低くなっている。
物件費
物件費については、全国平均(12.8%)、岡山県平均(11.3%)、類似団体平均(11.3%)とほぼ同数値となっている。これは、市域が広大なため各施設の維持管理経費を要しているため、また、人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。
扶助費
扶助費については、本市の場合、高齢化は進んでいるが、全国平均(10.4%)、岡山県平均(9.6%)、類似団体平均(6.2%)に比べ、対象者数や利用者数が少ないため、平均を大きく下回っている。
その他
その他経費については、全国平均(11.8%)、岡山県平均(13.7%)、類似団体平均(13.8%)とほぼ同数値となっている。今後は、各公営事業会計、各公営企業会計への繰出金の増加が懸念されるされるところである。各事業においては独立採算の原則に立ち返った健全運営を一層推進する。
補助費等
補助費については、全国平均(10.1%)、岡山県平均(8.5%)、類似団体平均(10.6%)とほぼ同数値となっている。今後も各補助金の見直しを行い、適正な執行に努める方針である。
公債費
公債費については、過去のインフラ整備のため、全国平均(19.0%)、岡山県平均(19.7%)、類似団体平均(20.2%)に比べ高くなっているが、公債費負担適正化計画の実施により前年度より大幅に改善している。
公債費以外
公債費以外の経費では、全国平均(70.2%)、岡山県平均(66.8%)、類似団体平均(65.9%)を下回っているが、今後の一般財源の減少に備え、より一層の効率化を図る必要があると考える。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
本市の財政状況は、市税等の自主財源に乏しく、地方交付税をはじめとする依存財源に頼らざる得ない状況である。特に今後は合併特例期間終了の地方交付税削減等により、財源不足が生じる恐れがある。そのため、財政調整基金の確保、実質収支額、実質単年度収支の改善に努め、健全な財政運営に努めている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成21年まで赤字であった高梁市地域開発事業特別会計については、経営健全化計画を策定し不要な土地の売却を進めた結果、平成22年度決算では黒字決算となった。また、高梁市住宅新築資金等貸付事業特別会計の赤字については、収納体制の強化を行う必要がある。一般会計については、合併特例期間の終了に伴う一般財源の減少に備え、財政運営適正化計画に基づき、持続可能な財政運営を引き続き行う。その他特別会計については、独立採算を原則とし、歳入歳出の適正化を図る。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債の元利償還金については、公債費負担適正化計画の実施により、前年度に比べ減少となった。公営企業の元利償還金に対する繰入金については、平成20年度以降増加傾向にある。今後は、財政運営適正化計画及び公営企業経営健全化計画の確実な実施により、起債発行を抑制し持続可能な財政運営を引き続き行う。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
平成22年度将来負担額は、公債費負担適正化計画の実施により、地方債の残高は減少となった。また、充当可能財源である基金については、財政運営適正化計画等により増額となり、将来負担比率の分子合計では、平成21年度くらべ、約15億円の減少となった。今後も引き続き、持続可能な財政運営に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
岡山県高梁市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。