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地方財政ダッシュボード

和歌山県新宮市の財政状況(2011年度)

🏠新宮市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

一部法人の業績改善が認められるものの長引く景気低迷による個人・法人関係の減収などから0.38と類似団体を下回っており、景気低迷や少子高齢化などの影響から、今後も指数の急激な改善は困難である。「集中改革プラン」に掲げる徴収強化や給与・定員管理適正化などにも取組むとともに、組織の見直し(行政改革室の設置)を図るなど、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

一部法人の業績向上により法人税割の増加したものの、地方交付税の減少や自立支援法関連の介護給付事業や生活保護の医療扶助などの増加の影響により、前年度から5.4ポイント悪化した。今後も社会福祉費の増加、大型事業に伴う公債費の増加も予想され、指数の改善はより困難な状況にあるが、「集中改革プラン」に掲げる項目を確実に実行することで、財政健全化を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

これまで「集中改革プラン」に基づき給与・定員管理適正化などに努めてきたが、平成23年9月の台風12号災害に伴う災害ゴミ収集運搬業務委託、養護老人ホーム指定管理により物件費が増加し、人口1人当たりの人件費・物件費等決算額は194,126円となった。今後も「集中改革プラン」に基づく給与・定員管理適正化や経常経費削減に取組み、経費抑制を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均と比較して、1.20ポイント上回るが、前年度の比較値よりは2.50ポイント差が縮まっている。平成23年度は、役職段階別に給料の見直しを行っており、今後も類似団体並びに県下の状況を勘案しつつ、適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均と比較して、0.62ポイント、和歌山県平均と比較して、1.30ポイント上回っている。今後も集中改革プランに基づき、定年退職者の欠員補充を原則2分の1に抑制し、必要最小限の職員数を見極めながら適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

普通交付税額、及び臨時財政対策債発行可能額の増などにより、前年度0.4ポイント減となった。

将来負担比率の分析欄

臨時財政対策債や過疎対策事業債の増に伴う起債残高の増や普通交付税の減などから、前年度より10.0%上昇したものの、類似団体を1.9ポイント下回った。今後も大型事業に伴う地方債発行が予想されるが、有利な起債を活用し、将来負担を十分に考慮した事業実施に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

退職手当債を発行しなかったことなどから、前年度より1.4ポイント増となり、類似団体も1.9ポイント上回った。今後は、「集中改革プラン」に基づき、一層の給与・定員管理適正化や経常経費削減に努める。

物件費の分析欄

予算編成時における経常経費5%カットに取組むものの、養護老人ホーム指定管理の増などにより物件費が増加した。今後も「集中改革プラン」に掲げる経常経費削減に努める。

扶助費の分析欄

自立支援法関連の介護給付事業や生活保護の医療扶助などが増加し、台風12号災害に伴う災害見舞金・弔慰金の皆増により、前年度と比較して0.9ポイント増となり、類似団体平均も3.2ポイント上回った。

その他の分析欄

その他の主な経費は繰出金であるが、経常一般財源の減などにより、前年度と比較して0.8ポイント増となった。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、公営企業に対する補助金によるものである。今後は補助金額の見直しを図り、増加傾向にある費用抑制に努める。

公債費の分析欄

災害復旧事業債や過疎対策事業債の発行増に伴い、前年度と比較して1.3ポイント増となり、類似団体平均を0.8ポイント上回った。今後も大型事業に伴う過疎債の増加が予想されるが、「集中改革プラン」に基づき財政健全化に努める。

公債費以外の分析欄

物件費の増加に伴い公債費以外の経常収支比率は、4.1ポイント前年度から上昇し、類似団体平均も6.3ポイント上回った。今後も「集中改革プラン」に基づき、経常経費削減や財政健全化対策を実施していく。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

台風12号災害からの復旧に充当するため財政調整基金を取崩したことに伴い、財政調整基金残高が3.48ポイント減少し、実質単年度収支も9.37ポイント減少した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

新宮市医療センター病院事業会計において、循環器科の患者増により収益が大幅に増加したため、3.29ポイント増となった。介護保険特別会計では自立支援法関連の介護給付事業により0.09ポイント減となった。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

臨時財政対策債や過疎対策事業債などの元金償還開始による増、一般単独事業債や辺地・過疎対策事業債の増などにより、実質公債費比率の分子が20百万円増となった。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

充当可能基金について、台風12号災害復旧関連の支出財源として、財政調整基金などの取崩しにより370百万円減となった。将来負担額は過疎対策事業債の発行が近年増加していることや臨時財政対策債の発行額が償還額を上回っていることなどから、1,135百万円増となった。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,