岐阜県高山市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
長引く景気低迷による個人・法人関係の減収などから、前年度に引き続き低下傾向(平成20年度から2年連続して0.01ずつ低下)にあるため、定員適正化計画に基づく職員削減(平成27年度当初の目標職員数800人)をはじめとする行財政改革の推進による歳出削減、市税徴収の強化等自主財源の確保に努める。
財政構造の弾力性
前年度に比べて2.8ポイント低下し、前年度に引き続き類似団体内順位1位である。比率低下の主な要因は、定員適正化の推進による人件費の減、地方債の繰上償還や新規発行の抑制による公債費の減によるものである。今後も定員適正化の更なる推進や地方債の新規発行の抑制等により、義務的経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費と委託料が要因となっている。これは、市町村合併により職員数と施設が大幅に増加したことによるもので、人件費は、定員適正化を強力に推進しているが、職員数は類似団体平均をなお上回っている状況であり、委託料は、多くの観光施設や体育施設を指定管理者制度等により運営しているためである。今後も定員適正化の更なる推進や施設の統廃合等により、コスト縮減に努める。
給与水準(国との比較)
前年度に比べて0.9ポイント上昇し、類似団体平均を上回る指数となった。指数上昇の主な要因は、市町村合併に伴う在職者調整により、主に経験年数10年~25年の職員が昇級したことによるものである。給与水準は国に準じた制度としており、引き続き国や他団体の動向を注視しながら実質的な適正化に努める。
定員管理の状況
市町村合併により人口は1.5倍になったが、職員数は2.2倍にまで膨れ上がった。このため、全国最大規模の定員適正化計画を策定し、平成17年度から平成22年度までの間に300人の純減(1,250人→950人-24%)を行った。しかし、人口千人当たり職員数は類似団体平均をなお上回っている状況であるため、民間活力の活用や組織の見直し等を推進し、平成27年度当初の目標職員数800人の達成を目指す。
公債費負担の状況
全国平均とほぼ同水準で、前年度に比べて1.3ポイント低下した。今後も交付税算入率が高い地方債に限定した借入を行い、公債費負担の適正化に努める。
将来負担の状況
地方債の繰上償還や新規発行の抑制により地方債残高が減少し、財政調整基金の積立により充当可能基金が増加したことから、充当可能財源等が将来負担額を上回り、比率が初めて0%を下回った。今後も公債費等義務的経費の削減などの行財政改革を推進し、更なる財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体平均、全国平均と比べて低い水準にある。これは、経常一般財源が比較的多いことによるものであり、人口1人当たりの人件費は、類似団体平均、全国平均をともに上回っている状況である。今後も定員適正化を一層推進し、人件費の削減に努める。
物件費
類似団体平均とほぼ同水準であるが、人口1人当たりの物件費は類似団体平均を上回っている状況である。今後も民間活力の活用による経営の効率化や施設の統廃合等により、コスト縮減に努める。
扶助費
類似団体平均、全国平均と比べて低い水準にあるが、前年度に引き続き上昇傾向(平成21年度0.8ポイント上昇、平成22年度0.4ポイント上昇)にある。これは、平成21年度は福祉医療費等における県補助金の削減、平成22年度は子ども手当の創設が主な要因である。今後も各種医療費や生活保護費等の自然増により、扶助費は増加傾向となることが見込まれる。
その他
その他に係る経常収支比率の内訳は、維持補修費3.2(類似団体平均1.3)、繰出金10.9(類似団体平均11.8)である。維持補修費は人口1人当たりの決算額が類似団体平均を上回っており、主に市町村合併により長大な道路延長を有していることが要因である。また、繰出金も人口1人当たりの決算額が類似団体平均を上回っており、下水道事業等の公営企業会計に対する赤字補填的な繰出金が必要となっている。今後も公営企業においては維持管理経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った使用料の適正化を図ることなどにより、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等
類似団体平均、全国平均に比べて低い水準にある。これは、経常一般財源が比較的多いことによるものであり、人口1人当たりの補助費等は類似団体平均、全国平均と大差はない状況である。今後も事業評価の取り組み等により、補助金の効果的・効率的かつ適正な運用に努める。
公債費
前年度と比べて1.6ポイント低下したが、類似団体平均、全国平均をともに上回っている。これは、合併町村の地方債を引き継いだことにより地方債残高が増加したためで、類似団体平均、全国平均を上回る地方債残高を有している状況である。今後も地方債の新規発行の抑制等により、公債費の削減に努める。
公債費以外
類似団体平均、全国平均と比べて低い水準にある。これは、経常一般財源が比較的多いことによるものであり、公債費以外の人口1人当たりの決算額は、補助費等を除き類似団体平均を上回っている状況である。今後も定員適正化をはじめとする行財政改革を推進し、健全で持続可能な財政基盤の確立に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
平成20年度以降、職員数の削減や地方債の繰上償還等に伴う義務的経費の削減効果や普通交付税の増額などにより、実質単年度収支が改善(平成21年度は多くの繰越事業が発生したため低下)したことから、合併特例期間終了後の財源不足に備えるため、計画的な財政調整基金の積み立てを実施している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
全ての会計において黒字であり、実質収支額もほぼ横ばいである。その他の会計(黒字)の実質収支比率が低下してるのは、国民健康保険事業特別会計(事業勘定)において、医療給付費の増加により単年度収支で赤字が続いていることが要因である。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債の繰上償還や交付税算入率の高い地方債に限定した借入を行ってきたことから、元利償還金は減少傾向、算入公債費等は増加傾向にあることから、実質公債費比率は年々低下している。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債の繰上償還や新規発行の抑制により一般会計等に係る地方債の現在高が減少し、財政調整基金の積立により充当可能基金が増加したことから、平成22年度に将来負担比率の分子がマイナスとなった。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
岐阜県高山市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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