東京都東大和市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
財政力指数は、3ヵ年平均0.91で前年度と比較し、0.04下回り、類似団体平均を0.09上回っている。前年度と比較し悪化した主な要因は、景気の低迷などに伴い市町村民税所得割が503千円11.9%の減を始めとした、基準財政収入額が前年度と比較し783千円7.8%の減となったことがあげられる。近年低下傾向にあるため、税の徴収強化等による歳入の確保に努めたい。
財政構造の弾力性
経常収支比率は、90.8%で前年度と比較し4.9ポイント減となり、平成22年度は類似団体平均を下回った。改善された要因は、分子となる生活保護費や児童福祉費をはじめとする扶助費や物件費の増額以上に、分母となる普通交付税及び臨時財政対策債が増額となったことである。経常収支比率を90.0%以内に抑え、弾力的な財政運営を目指したい。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、88,658円で類似団体平均を10,116円下回っている。人件費は、市長等の給与の削減や退職者に伴う職員の異動、給与改定及び期末手当の支給率の減により前年度と比較し、2,712円5.5%の減となった。物件費は、前年度に実施した定額給付金及び子育て応援給付金事業の減により、前年度と比較し472円1.1%の減となった。維持補修費は、道路補修費などの増額により前年度と比較し62円4.9%の増となり、全体では3,122円3.4%の減となった。
給与水準(国との比較)
平成20年度の給与改定から東京都の給料表に準拠している。また、平成22年度の給与改定からは、暫定給料表の廃止を段階的に実施(3ヵ年で完全廃止)しており、ラスパイレス指数は類似団体の平均値に近づいている。今後は、各種手当の東京都準拠を行うなど、より一層の給与の適正化に努める。
定員管理の状況
第3次行政改革大綱(計画期間:平成19年度~平成23年度)において、平成21年4月1日の職員目標数を500人とし、それ以降は500人体制を維持することとなっている。新規採用を抑制し、指定管理者の導入や民間委託等により、目標を達成することができ、類似団体平均も下回っている。今後も、民間活力の導入を図り、適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
過去からの新規借入れの抑制により、類似団体平均を6.9ポイント下回り、3ヵ年平均で2.6%となっている。平成22年度は、分母となる普通交付税、臨時財政対策債発行可能額が増額したことにより、前年度と比較し0.7ポイント減となった。今後予定される大規模な普通建設事業に備え、計画的な事業の実施により、引続き低水準の維持に努める。
将来負担の状況
将来負担比率は、3.9%で類似団体平均を69.2ポイント下回った。第3次行政改革大綱の最終年度(平成23年度)までに財政調整基金に概ね10億円を積立てることが目標値となっていることから、財政調整基金に約1,082百万円を積立てた。このことにより、充当可能基金が増額となった。また、普通交付税、臨時財政対策債発行可能額の増額に伴う標準財政規模の増などにより、前年度と比較し63.7ポイント減となった。今後も地方債残高等を抑制し、基金への積み増しを行い、財政の健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費は、24.9%で前年度と比較し3.6ポイント減となり、類似団体平均を下回った。前年度に引き続き、市長等の給与の削減や退職者に伴う職員の異動、給与改定及び期末手当の支給率の減などが主な要因である。今後も、指定管理者制度の導入などにより、委託化を進め、人件費の削減に努める。
物件費
物件費は、13.2%と類似団体平均より下回っているが、前年度と比較すると0.5ポイント増となっている。主な要因は、市民体育館の指定管理者制度の導入に伴う委託料及び基幹系システム等賃借料の増である。実施計画に基づく基幹系システムの再構築事業は、アウトソーシングを導入することから、今後人件費などで削減効果が見込まれる。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を上回り16.8%で、かつ上昇傾向にある。生活保護費及び民間保育園運営費委託料が主な要因となっている。生活保護費の被保護人員は前年度比で10.4%と大きく伸びていることから、住宅手当緊急特別措置事業や就労支援員を採用し、自立への支援を図る。
その他
その他に係る経常収支比率は、10.7%で類似団体平均を2.2ポイント下回っている。下水道事業特別会計及び国民健康保険事業特別会計の基準内繰出金の減額によるものである。しかし、この特別会計は、基準外の繰出金も支出しており、一般財源等充当分は前年度と比較して134.0%増加している。今後は、経費の節減や料金等の適正化を図るなどにより、普通会
補助費等
補助費等は、類似団体平均を上回り、12.4%となっているが、下降傾向にある。消防事務委託費及び民間保育園運営費補助金が増額となったが、市が加入する一部事務組合に対する負担金が減額となったためである。補助金については、社会状況等の変化を踏まえ、目的、効果及び必要性を引続き検討していく方針である。
公債費
公債費は、12.8%で類似団体平均を下回っている。臨時財政対策債の元金償還が前年度比で15.7%と増となっているが、その他の事業債の元金償還が減となったことにより、前年度比で0.7ポイント減となった。地方債の新規発行を伴う普通建設事業を引続き抑制し、将来負担額の軽減に努める。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率は、78.0%で類似団体平均を3.4ポイント上回っている。普通建設事業費の人口1人当たり決算額は、類似団体平均を大幅に下回っている。義務的経費の増加などに伴い、市財政の状況は厳しいことから、実施計画に基づいた事業の実施となり、普通建設事業を抑制している。しかしながら、平成22年度は、待機児童解
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
・財政調整基金残高平成19年度は積立て以上に取崩しを行い減額となったが、平成22年度は取崩しをせずに積立て増額となった。・実質収支額全ての年度で黒字となり、実質収支比率は4.00%~6.00%を推移している。・実質単年度収支平成19年度は財源調整のため財政調整基金を取崩し赤字と
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
連結実質赤字比率は、国民健康保険事業において1.19%の赤字となったが、一般会計及び他の事業において黒字となったことから、全会計では黒字であり赤字比率は算定されなかった。国民健康保険事業特別会計においては、赤字補てん的な繰出金も多額になっていることから、医療費の抑制を図るとともに、国民健康保険税の適正化を図ることなどにより、黒字になるよう取組む必要がある。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費比率は、過去からの新規借入れの抑制により、類似団体平均9.5%を6.9ポイント下回り3ヵ年平均で2.6%となっている。臨時財政対策債の発行による償還額の増に伴い、元利償還金及び普通交付税に措置される算入公債費等がそれぞれ増額の傾向にある。今後も予定される大規模な普通建設事業に備え、計画的な事業の実施により、引続き低水準の維持に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率は、下水道事業の繰入見込額の減などに伴い将来負担額が減額となり、財政調整基金へ1,082百万円積立てたことなどにより、充当可能財源等が増額となったことにより、分子が減額となった。また、分母となる普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額が増額となったため、3.9%となり類似団体平均を69.2ポイント下回った。今後も地方債の借入金を抑制し、基金への積み増しを行い、財政の健全化を図る。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
東京都東大和市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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