東京都世田谷区の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
区民所得の減少に伴う特別区民税の減と、生活保護費等の増加による扶助費の増などにより、前年度に比べ0.01ポイント減少した。類似団体との比較では平均値を上回っているが、今後もさらに徹底した行財政改善の取組みを進めるとともに、将来を見通したより計画的な財政運営を進めていく。
財政構造の弾力性
扶助費や物件費、繰出金など分子となる一般財源を充当する歳出の経常経費が増加したが、分母となる歳入の一般財源について、特別区民税の減少を上回る特別区交付金の増加により、前年度に比べ0.5ポイントの改善となった。今後も、人件費、事業経費等の経常的な経費の抑制を進め、財政構造を一層改善していく。
人件費・物件費等の状況
定員適正化による職員数の減から人件費は減少したが、それを上回る物件費の増加により、人口1人当たり人件費・物件費等決算額は前年度より増加した。物件費の増は、ヒブ・小児用肺炎球菌予防接種や世田谷・千歳清掃工場稼動停止に伴う区外清掃工場へのごみ運搬費用の増加などによるものである。この数値は類似団体内において最小値であり、今後も引き続き徹底した行財政改善に取り組み、経費の削減に努める。
給与水準(国との比較)
24年4月1日現在の数値。国は、平成24年4月から平成26年3月までの間、「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」に基づき、7.8%給与を減額している。この措置に伴い、前年度より8.3ポイント増加した。「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」による措置がない場合のラスパイレス指数は100.5である。給与構造の改革に伴う給料表等の下げ幅が国より小さかったことに伴い、前年度より0.1ポイント増加した。
定員管理の状況
定員適正化の取組みによる職員数の減により、前年度に比べ0.06人減少し、全国平均及び類似団体平均を下回っている。
公債費負担の状況
地方債の適切な範囲での発行や着実な償還など、地方債残高縮減の取組みにより、前年度と比べ0.9ポイント改善した。引き続き残高を縮減していくことを基本に、計画的な地方債の活用を図っていく。
将来負担の状況
前年度と同様に、地方債の現在高や退職手当などの将来負担見込み額に対して、基金や基準財政需要額算入見込額などの合計である充当可能な財源が上回っているため、将来負担比率の数値は「-」となった。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
定員適正化により職員数が減となり、分子となる経常的な人件費が減少したことに加え、特別区交付金の増加により分母となる歳入の経常一般財源が増加したため、1.0ポイント減少した。この数値は類似団体平均を下回っているが、今後も引き続き定員適正化計画の推進等により、人件費の圧縮に取組む。
物件費
ヒブ・小児用肺炎球菌予防接種や世田谷・千歳清掃工場稼動停止に伴う他区清掃工場へのごみ運搬費用の増加などにより、分子となる経常的な物件費は増加したが、特別区交付金の増加により分母となる歳入の経常一般財源の増加率が分子を上回ったため0.4ポイント減少した。今後も業務の効率化を進めるとともに、各種事務経費や施設維持管理経費などの内部経費抑制に努めていく。
扶助費
子ども手当及び生活保護費等の増加により、前年度比で0.3ポイント増加した。この数値は類似団体平均を下回っている。
その他
その他経費は、維持補修費、各特別会計への繰出金、積立金、貸付金の合計である。各施設の維持補修費や後期高齢者医療会計への繰出金が増加したため、前年度に比べ0.3ポイント増加した。この数値は類似団体平均を下回っている。
補助費等
認証保育所運営補助等の増加により、分子となる経常的な補助費等は増加したが、特別区交付金の増加により分母となる歳入の経常一般財源の増加率が分子を上回ったため0.1ポイント減少した。この数値は全国平均を下回っているものの、類似団体平均は上回っており、今後も各補助金の制度内容等について定期的な検証・見直しを進めていく。
公債費
平成18年度に借り入れた公園用地買収等満期一括債の償還による元利償還金の増加により、前年度比で0.4ポイント増加した。この数値は全国平均を大きく下回っているが、今後も地方債残高を縮減していくことを基本に、地方債の適切な発行と着実な償還を進めていく。
公債費以外
扶助費や物件費等の増加により、分子となる経常経費充当一般財源等が増加したが、特別区交付金の増加により分母となる歳入の経常一般財源の増加率が分子を上回ったため、前年度比で0.9ポイント減少した。この数値は類似団体平均を下回っているが、今後も引き続き、人件費の抑制や債権管理の強化、自主財源の確保など、効率的・効果的で柔軟な財政運営に取り組む。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
財財政調整基金残高は繰り入れを行わなかったため増となり、実質収支額は前年度比で減少しているため、それぞれの標準財政規模比が増減している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
一般会計、国民健康保険事業会計ほか全ての特別会計において、実質収支は黒字の状況である。構成分析のうち、大きな割合を占めるのは一般会計と国民健康保険事業会計であるが、予算規模に対する実質収支額の割合はほぼ同規模で推移している。比率が大きく伸びている後期高齢者医療会計については、被保険者数の増により、最終補正予算額よりも保険料収入が増えたため実質収支額が増となっている。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
実質公債費比率の分子の構造にかかる増減要素は、大きな割合を占める元利償還金が平成18年度に借り入れた公園用地買収等満期一括債の償還により増加したことによるものである。一方、算入公債費等も同規模で増となっており、その結果、実質公債費比率の分子としては前年度と同規模となった。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
将来負担額の大半を占める地方債の現在高は、新規発行の抑制と着実な償還等の取組みにより減少しているが、公園用地取得の増に伴い債務負担行為に基づく支出予定額が増加しているため、将来負担額全体では増加している。一方、充当可能財源等の大きな割合を占める基準財政需要額算入見込額が将来負担額全体を上回る数値となっており、将来負担比率の分子としては負の数値となる。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
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データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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