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地方財政ダッシュボード

埼玉県皆野町の財政状況(2011年度)

🏠皆野町

地方公営企業の一覧


収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均を下回る状況が続いている。人口減少、高い高齢化率に加え、町内に基幹産業がないことから財政基盤は弱い。産業の振興により、雇用の確保と人口減少の緩和、法人町民税の増加を図り、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

町税の滞納繰越分について多額の税収が得られ特異的に好転した平成22年度70.8%から平成23年度76.3%に低下したが、類似団体平均より10%程度低い水準にあり、良好な状態を維持している。しかしながら、今後公債費が高い水準で推移すること、福祉関係経費の増加が見込まれることから、今後は数値が悪化していくものと考えられる。義務的経費以外の経常経費の増加を抑え、現在の水準を維持するよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費が他団体と比べ低い水準にあることから、類似団体平均を下回る状況が続いている。今後も同様の傾向が続くと見込まれる。

ラスパイレス指数の分析欄

従来、県内はもとより全国的にも低い水準にあり、類似団体内で最低となっている。過去の給与抑制等により、勤続年数の多い職員の給与水準が低いことが主な要因だが、当該職員の退職により今後は上昇していく見込みである。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

従来、類似団体平均を下回っており、今後もその傾向が続くと見込まれる。定員管理計画(~平成22年度)では平成22年4月1日の目標を96人と設定していたが、平成23年度はそれを10人下回っている。電算化等により業務の効率化・省力化を図ることは当然であるが、職員の労働環境も勘案し、職員数の増も含めた適正化を図る必要がある。

実質公債費比率の分析欄

当町が構成町の一つとなっている一部事務組合(下水道事業会計)に係る準元利償還金の負担のため高い水準にあったが、当該会計において資本費平準化債を借り入れたこと等により年々低下してきている。町の起債においては、普通交付税算入率の高いものに限って借り入れる方針を取っているため、実質的な元利償還金負担は軽いものとなっている。今後も同様の方針に基づき町債借入を行い、安易に起債に頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

平成21年度から基金残高の回復を図る財政方針に転換し、平成23年度も同様に臨んだ。徹底した事業の精査による歳出の削減、町税の徴収率の向上などの結果、基金現在高は対前年度比164,920千円の増となり、類似団体平均を下回る水準まで改善した。また、町債の借入にあたっては、普通交付税算入率の高いものに限るなど、実質的な将来負担額の減少を図っている。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

職員数や給与の水準が類似団体と比較して低いことから、人件費に係る経常収支比率が低くなっている。職員数や給与水準が大きく変動することは考えにくく、今後も同様の傾向が続くものと見込まれる

物件費の分析欄

類似団体平均に比べ低い水準を維持している。少ない職員数で効率的に業務を行うため業務の電算化が進んでいることから、それに係る経費も増加傾向にある。しかしながら、法・制度改正に伴う電算改修費は高額となることが多いことから、電算化にあたっては、費用対効果を十分に検討する必要がある。

扶助費の分析欄

平成19年度以降、ほぼ横ばいで推移している。内訳では障害者福祉及び児童福祉に係る経費の経常収支比率が高くなっている。高齢化率が高い当町では、加齢に伴い障害を負う者が増える見込みであること、また引き続き子育て支援に注力していく方針であることから、今後も同様の傾向で推移するものと考えられる。

その他の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、国民健康保険特別会計への赤字補てん的繰出金、及び当町が構成町となっている皆野・長瀞上下水道組合(下水道事業特別会計)への繰出金による影響が大きい。今後、特別会計、一部事務組合への拠出金の適正化及び健全な経営体質への移行に努める。

補助費等の分析欄

当町が構成町の一つとなっている皆野・長瀞上下水道組合(し尿処理事業・水道事業)に係る負担金が、当該組合の起債残高の減少等により年々小さくなっており、平成22年度以降、類似団体平均とほぼ同じとなっている。今後も同程度の水準で推移するものと思われるが、当該組合の老朽化した施設の更新に係る経費の負担が生じることも見込まれることから、組合事業の運営の合理化等を検討していく。

公債費の分析欄

類似団体平均よりも低く推移しているが、今後公債費の増加及び高止まりが見込まれるため、公債費に係る経常収支比率は悪化していくものと見込まれる。その必要性を見極め、安易に起債に頼らない財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

町税の滞納繰越分について多額の税収が得られた平成22年度と比べ4ポイント上昇したが、類似団体平均を下回っている。経常的経費の33.0%を占める人件費・物件費の経常収支比率が低い水準にあることから、次年度以降も大幅な悪化の見込みは少ない。類似団体平均を上回っている性質の経費について、適正化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政調整基金の残高は、平成19年度以降増加している。実質単年度収支は、1年ごとに増減を繰り返してはいるものの、平成17年度以降黒字が続いており、歳出抑制の傾向にある。予算の適正な執行に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

平成22年度に引き続き、国民健康保険特別会計における実質黒字額が大きく、一般会計を上回っている。その額は、当該会計の予算規模の約9%で、明らかに過大な状況となっている。今後、国民健康保険特別会計をはじめ特別会計については、一般会計からの繰出金の適正化だけでなく、予算の適正な編成、執行に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

平成19・20年度に実施した中学校改築事業、平成23年度に実施した小中学校空調整備事業の償還が加わったことにより、元利償還金は増加した。また、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等は、一部事務組合(下水道事業)が建設投資の抑制及び接続率の向上により、起債発行額の抑制を図っていることから減少につながっている。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

一般会計における地方債残高は、臨時財政対策債の発行が続いていることから増加している。ただし、平成21年度以降の基金残高増加方針により、基金残高も増加しており、実質的な将来負担額は減少している。組合等負担等見込額については、皆野・長瀞上下水道組合{一般会計(し尿処理事業)、水道事業}において新規発行の起債がないため、残高は年々減少している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,