茨城県常総市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
類似団体平均より2.2ポイント上回っているものの、長引く景気低迷による法人関係の減収などから0.79と昨年より0.05ポイント下回っている。今後、退職者不補充等による職員数の削減による人件費の削減(4年間で4.5%減)、緊急に必要な事業を遂行し、投資的経費を抑制する等、歳出の徹底的な見直し(対前年度比10%の縮減)を実施するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
市単独補助金の見直しや一部事務組合への補助が減少したことにより昨年度より1.9ポイントの減、また人件費も「常総市行政改革集中改革プラン」に沿った退職者不補充等による新規採用の抑制により、3ポイントの減となっている。これにより比率自体も5.7ポイント減となっているが、類似団体平均を依然として3.1ポイント上回っている。今後も補助金等の抑制策として市単独補助金の見直しを推進していきたい。人件費も依然として類似団体平均を1.1ポイント上回っており、引き続き退職者不補充等による新規採用の抑制により定員管理をし、財政構造の硬直化を防ぎたい。
人件費・物件費等の状況
過去5年間は類似団体平均を下回っている。これは、「常総市行政改革集中改革プラン」に沿った退職者不補充等による新規採用の抑制により定員管理を図ってきた効果であり、またゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っているためであり、引き続き、抑制していく必要がある。
給与水準(国との比較)
現在、能力評価・業績評価を取り入れた評価制度を検討、試行中であり、査定昇給を行っておらず、国の制度と異なっている点が指数が低い要因と考えられる。また,市独自に特別職給料や管理職手当の減額を実施している。今後は、平成26年度を目途に勤務評定の本格実施に向けた検討を進めるほか、国の基準と違う通勤手当や特殊勤務手当の見直しの検討により、さらなる給与の適正化を図っていく。
定員管理の状況
過去5年間は類似団体平均を僅かながら下回っている。これは「常総市行政改革集中改革プラン」(計画期間:平成18年度~22年度)において、52人(8.6%)の削減を行ってきた結果であるが、引き続き退職者不補充等による新規採用の抑制により定員管理をし、平成25年度までに25人(4.5%)の純減を目標に取り組んでいきたい。
公債費負担の状況
常総市財政健全化計画に基づいて実施することにより類似団体平均を1.6ポイント下回っており、昨年よりも0.4ポイント減になっている。この水準は過去と比較すると年々減少してきているが、今後とも緊急度・市民ニーズを的確に実施できるように起債依存型にならないよう財政運営に努める。
将来負担の状況
昨年よりは9.5ポイント減になっている。主な要因としては、普通交付税の増額に伴う標準財政規模の増、合併特例債の元金償還算入による基準財政需要額の増及び財政調整基金の積立てによる充当可能基金の増額等があげられるが、類似団体平均よりは6.9ポイント上回っており、今後、公債費等義務的経費の削減をさらに推進し、健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
平成17年度の合併により平均を上回ったが、これは在任特例による議員数の増加や旧石下町職員の純増、また合併間もない状態であったが、「常総市行政改革集中改革プラン」に基づき平成18年度から平成22年度までの5年間で8.6%、52人の職員削減を実施したことにより、年々減少してきている。しかし類似団体平均より1.1ポイント上回っており、今後、民間委託の推進などを積極的に推進し、人件費削減に努めていく。
物件費
昨年に比べ0.2ポイント減となっている。これは学校ICTによるPCの導入や周辺機器等の整備が終了したことや「常総市行政改革集中改革プラン」に基づき施設の合理化や民間委託等を推進しているためである。今後も機構改革、組織等の見直しを進め、さらに物件費を削減できるよう努めていく。
扶助費
類似団体平均を0.2ポイント下回っているものの、生活保護費の額は年々増加傾向にある。今後も引続き資格審査等を正確に実施し続け、さらに市単独扶助費の見直し等を進めることで扶助費の抑制に努めていく。
その他
その他に係る経常収支比率は類似団体平均を僅かに下回っているが、繰出金は増加している。主に下水道事業への繰出金が純増していたが、面整備の進捗を再検討するなどして昨年度よりは減少したが、国保や介護及び後期高齢への繰出金は年々増になっている。税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努めていく。
補助費等
昨年より1.9ポイント減となっているが依然として類似団体平均を上回っている。これはゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行なっているためであり、さらに合併前の旧団体ごとに別々の組合に所属していることが要因である。今後は業務を一つの事務組合に一元化し、補助費の抑制を図る必要がある。また、各種団体への補助金については、平成20年度より「補助金等検討委員会」を設置し、制度の見直しを検討しているところであり、平成22年度からは公募性へ移行し、引続き抑制に努めていく。
公債費
過去の起債事業抑制策により類似団体平均を3.0ポイント下回っている。今後は合併特例債事業や合併協議により決定した普通建設事業を進めるため、公債費は増加する見込みであるが、事業の緊急性や必要性を再検討し、公債費負担の低減に努めていく。
公債費以外
昨年より5.4ポイント減少したのは人件費で3ポイントの減、補助費等で1.9ポイントの減等したことが大きい要因である。しかし依然として類似団体平均と比較すると6.1ポイントと大幅に上回っているため今後も引続き削減に努めていく必要がある。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
実質単年度収支については平成19年度に実質単年度収支が一時的に上がった。要因としては財政調整基金を約100,000千円積立てたことによるものである。その後20、21年度はほとんど財政調整基金を積立てることができなかったため下がってしまった。標準財政規模も年々大きくなっているため例年通りなら基金残高等も下がってしまうところではあるが、22年度に約550,000千円の財政調整基金を積立したことことにより大幅にあがった。それに伴い基金残高も19年度以降は微減していたが、22年度には21年度より3.4ポイント増になった。実質収支額は概ね3%から5%の間を推移しており、ある程度は良好な状態を保っているので引続き歳入確保と歳出抑制に努めていきたい。、
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成19年度から会計ごとに見ても、実質赤字は発生していないため連結実質赤字も発生していない。特に水道事業会計、一般会計は引続き財政運営の健全化に努めていく。また、国民健康保険特別会計は国の動向に注視しながら、適正な税の設定及び徴収率の強化に努め、介護保険特別会計も適正な介護保険料の設定、介護予防事業の充実を図り、療養給付費の抑制を図っていく必要がある。公共下水道事業特別会計においても事業計画を見直すなど、事業費が膨らまないように努めていきたい。引続き各会計で実質赤字がでないよう財政基盤の強化に努めていきたい。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
合併特例債の償還開始により元利償還金が今後も増額になってくることが見込まれる。一方で組合等が起こした地方債の元利償還金に対する繰入金は年々減少してきているが、21年度より広域組合でごみ処理施設建設事業が開始されたため今後は増加することが見込まれる。そのようなことから今後は新規発行の抑制に努めていく。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
地方債の現在高は合併特例債の償還が開始されたことにより1,402百万円増となっている。また、公営企業債等繰入見込額も元利償還金が増になったことにより709百万円の増となっている。このように将来負担額全体でも2,185百万円の増額になっている。その一方で、財政調整基金の積立等による充当可能基金が459百万円の増、また充当可能特定歳入で618百万円の増であり、そのうちの592百万円と大部分が都市計画税充当見込額である。また合併特例債の元金償還算入による基準財政需要額算入見込額が2,067百万円の増と充当可能財源等全体でも3,144百万円の増となっている。将来負担額が増額となっているが、充当可能財源等もそれ以上に増額になっているため将来負担比率(分子)も下がっている。今後も、公債費等義務的経費の削減をさらに推進し、充当可能財源等が増額できるように健全化に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
茨城県常総市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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