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地方財政ダッシュボード

宮城県角田市の財政状況(2011年度)

🏠角田市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

前年度より0.2ポイント低下し、類似団体平均と同値の0.46になった。近年低下傾向にあるため、税の徴収強化等による歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は平成20年度より低下傾向が続いていたが、今年度は臨時財政対策債や市税が大幅に減少したことや、震災の影響による物件費や繰出金の大幅な増加により、前年度より3.7ポイント上昇した。今後は、市税が減少傾向にあるため財源の確保に努めるとともに、経常経費を抑制し、前年度並みの比率(87%台)に低下させることを目標とする。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

東日本大震災の影響により宮城県平均は前年度より大幅に増加しており、当市でも前年度より15,100円増加した。震災の復旧に伴って例年並みに戻ることが予想されるが、今後も引き続き物件費等の削減を図るとともに、職員給与の適正化に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の時限的な(2年間)給与改定特例法による措置により、前年より8.6ポイント上昇している。措置がない場合の指数は94.7で、前年度より0.8ポイント上昇した。国家公務員の時限的な給与改定特例法の終了に伴って例年並みに戻ることが見込まれる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度に比べて0.37人減少し、類似団体平均を1.40人下回っている。新規採用の抑制や民間委託の推進などにより職員数を抑制している。今後も引き続き定員適正化計画により、職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は、単年度で平成22年度が10.1%、平成23年度が11.7%と、公債費の増加により前年度より1.6ポイント上昇している。3ヵ年平均では、昨年度と同比率の10.9%となった。今後、小・中学校施設耐震化事業にかかる市債償還の開始等により実質公債費比率は上昇すると見込まれるので、財政状況の健全を保つため計画的な財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は、平成21年度で83.8%、平成22年度で68.1%、今年度で67.7%となり、低下傾向にある。今後は市民センター整備事業充当債などにより上昇が見込まれるが、なるべく地方債発行の抑制を図り、今後も比率軽減に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

人件費にかかる経常収支比率は前年度より0.5ポイント上昇した。議員報酬などは減少したが、議員共済会負担金が大きく増加したためである。議員共済負担金は今後減少することが見込まれているが、その他の職員人件費等についても定員適正化計画等によって引き続き抑制に努める。

物件費の分析欄

庁内情報システム借上料や児童館指定管理料などの増加が主な要因となり、前年度より1.2ポイント上昇し、9.9となった。物件費に係る経常収支比率は平成19年度より上昇・低下を繰り返しているため、角田市新行財政集中改革プランの取り組みを強化するなどして比率が安定的に推移するよう努める。

扶助費の分析欄

前年度より0.5ポイント上昇し、6.6となった。今年度の増加の原因は、保育所扶助費や乳幼児医療費助成金などが増加したためである。平成21年度より上昇傾向にあるため、動向を注視していく。

その他の分析欄

その他の経常収支比率が類似団体平均を大きく上回っているのは、繰出金が主な原因になっている。今年度は後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計への繰出金が増加したため、1.0ポイント上昇し、19.0となった。その他の特別会計への繰出金も多額となっているため、今後も引き続き減額に向けた取り組みに努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体と比較して1.4ポイント高くなっている。これは一部事務組合に対する負担金が多額であることが原因となっている。今年度は前年度より0.3ポイント低下したが決算額は増加しているので、今後も行財政改革に取り組むとともに、その他補助費についても見直しを行うなどして抑制に努める。

公債費の分析欄

公債費の経常収支比率は類似団体内でも低い水準にあるが、今年度は定期償還元金等の増加により前年度より0.3ポイント上昇し、15.4となった。今後、小・中学校施設耐震化事業に係る市債償還開始など、負担増も予想されることから、引き続き公債費の適正な管理に努める。

公債費以外の分析欄

公債費を除いた経常収支比率は前年度まで低下傾向にあったが、今年度は3.4ポイント上昇し、76.2となった。経常経費の中でも物件費や繰出金などが大きく増加し、また、臨時財政対策債や市税などの経常一般財源が減少したためである。財政運営の硬直化を防止するためにも、引き続き角田市新行財政集中改革プラン等に取り組み、経常収支比率上昇の抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政調整基金残高については平成19年度に6億円、平成20年度に2億円取り崩したため2年連続で減少したが、平成21年度・平成22年度は基金の取崩しを行っておらず、平成23年度は取崩し額より積立額が上回ったため増加した。平成23年度は財政調整基金の取崩しや、東日本大震災の影響による翌年度への繰越額の増などによって実質収支比率は0.6ポイント低下し、5.09%となった。実質単年度収支比率についても低下し、-2.96%となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

連結実質赤字比率については全会計において黒字であり、赤字比率の算定に至っていない。しかしながら、一般会計からの繰入れにより財政運営を行っている会計もあることから、今後も計画的な事業運営を図り、健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

実質公債費比率は、単年度では平成22年度が10.1%、平成23年度が11.7%と前年度より1.6ポイント上昇している。原因は標準財政規模の減少と、公営企業債の元利償還金に対する繰出額の増加等により準元利償還金が増加したことによる。3ヵ年平均では今年度の比率が平成20年度と同じく11.7%となったため、昨年度と同比率の10.9%となった。今後、小・中学校施設耐震化事業にかかる市債償還の開始等により実質公債費比率は上昇すると見込まれるので、財政状況の悪化を抑制するため、計画的な財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

○将来負担比率は、平成21年度で83.8%、平成22年度で68.1%となり、低下傾向にある。今後は市民センター整備事業充当債などにより増加が見込まれるが、なるべく地方債発行の抑制を図り、今後も比率軽減に努める。○将来負担額(A)・・・「一般会計等に係る地方債の現在高」は上記の理由により今後増加が見込まれる。「公営企業債等繰り入れ見込額」は年々減少しており、「債務負担行為に基づく支出予定額」については国営かんがい排水事業の事業年度経過に伴う支出予定額の減により減少しており、来年度はゼロになる見込みである。○充当可能財源等(B)・・・「充当可能基金」は微増しているが、「充当可能特定歳入」が減少しているため、前年度より415百万減少した。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,