事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 岩泉町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | Cc2 |
| 行政区域内人口 | 9,496人 | 現在処理区域内人口 | 2,746人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,868人 | 現在処理区域面積 | 99ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,530m³/日 | 下水管布設延長 | 24km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率・経費回収率は依然として低い水準にあるが、前年度と比較して徐々に改善されており、特に収益的収支比率については、大幅な伸びが見られ、単年度の収支が大きく改善されている状況にある。これは、災害復旧業者の流入等により下水道への接続戸数が増加し、それに伴い使用料収入が増えたことが要因となっている。また、経費回収率についても、災害復旧業者の影響により、前年度から継続して改善されているが、依然として使用料以外の収入に大きく依存している状況にあることから、使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要である。企業債残高対事業規模比率は、前年度と比較して増加しているが、これは平成28年台風第10号豪雨災害の災害復旧事業債が影響している。今後耐用年数を経過した処理場の電気・機械設備等の更新が予定されているため、より計画的な執行に努めていく必要がある。汚水処理原価は、前年度と比較して下落したが、依然として全国平均、類似団体平均値を上回っているので、類似団体平均値を目標として、維持管理費の削減や下水道接続率の向上を目指し、適正な水準となるようさらなる経営努力をする必要がある。施設利用率は全国平均及び類似団体平均値より低く、処理能力に比べて処理水量が下回っていることから、施設が有効に活用されるよう改善に取り組む。水洗化率は徐々に増加しているものの、全国平均、類似団体平均値を下回っていることから、さらなる水洗化率の向上のため、普及啓発活動を推進していく。
老朽化の状況について
当町の下水道事業は、平成11年の供用開始であり、耐用年数を経過した管渠はなく、当面は管渠の更新予定はないが、定期的な点検やそれに伴う修繕を図り、安定的な機能維持に努めていく。今後、ストックマネジメント計画を策定し、計画に沿って事業規模に応じた効率的な投資や、施設の設備等の計画的な更新を行う予定である。
全体総括
全般的に経営の健全性や効率性を示す指標が、全国平均や類似団体平均値より低い状況にある。個別に見れば状況が改善してきている指標もあるが、十分ではないため、経営改善に向けたさらなる取組みが必要となっている。具体的には、全国平均から大きく下回っている水洗化率を改善するため、下水道接続率の向上を図り、使用料収入の増加を推進するとともに、施設管理においてはストックマネジメント計画を策定し、計画に沿って事業規模に応じた効率的な投資や、施設の計画的な更新を行う。また、費用の抑制に努め、経営の健全化及び効率化を進めて、持続可能な事業運営を目指していきたい。
経営状況
収支構造
総額1.4億円
総額5,743.8万円