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地方財政ダッシュボード

岩手県花巻市の財政状況(2011年度)

🏠花巻市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気低迷による税収の落ち込みなどによる収入額の減少により、平成20年の0.47をピークに減少している。今後は、企業誘致の推進などの増収による歳入の確保を図る。

経常収支比率の分析欄

平成19年度から高利率の地方債の借換や繰上償還等を行い公債費の縮減、定員適正化計画に基づき職員数の削減を行い人件費の縮減を図っており、類似団体平均を下回っている。平成22年度から平成23年度にかけ1.0%増えているが、これは臨時財政対策債が33.7%減ったためである。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費は減少しているが、電子情報機器の更新や緊急雇用創出事業などにより前年度より2.4%増加したことが主な原因である。今後も歳出経費の合理化・効率化に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

99.1と類似団体の中でも低い水準にある。今後も適正な給与水準に配慮していく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化計画に則り職員数の削減を行ってきたが、未だ類似団体の平均を上回る8.93となっている。今後も同計画で目標として掲げた平成27年度までに240人(約20.2%)の縮減の達成を目指す。

実質公債費比率の分析欄

合併構成団体の地方債残高を承継したこと、市町村合併に伴い、解散した一部事務組合の債務を承継したことにより、類似団体を上回っている状況が続いている。しかし、平成19年度に作成した公債費負担適正化計画のもと計画的な縮減に努めた結果、当初目標より1年早く実質公債費比率18%未満を達成した。今後も公債費負担の軽減に向けた取り組みを継続し、健全な財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

繰上償還の実施や財政調整基金への積立などにより比率は改善しているが、まだ類似団体平均を上回っていることから、今後も地方債残高等の削減に努め財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

類似団体平均とほぼ変わらない25.7%となっているが、職員数については定員適正化計画に則り削減し、人件費の縮減を図る。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は12.1%と類似団体平均を下回っている。今後も歳出経費の合理化・効率化を進め縮減を図る。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体を下回る7.3%となっているが、年々上昇しているため、審査の適正化や各種手当の総点検を行うなどし上昇傾向を抑制するよう努める。

その他の分析欄

類似団体平均を僅かに上回っており、年々上昇している。道路の維持補修への支出増が主な要因である。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っており、今後も負担金補助金の見直しを実施し適正化を図る。

公債費の分析欄

未だ類似団体より高い20.4%だが、平成19年以降徐々に減少している。平成19年度から平成21年度の3か年で、低利率での借換等により繰上償還し、後年度利子負担の軽減を図ったほか、毎年度事務事業の必要性、緊急性を検証し事業選択を行いながら、地方債発行額の抑制を行っている。

公債費以外の分析欄

公債費以外での経常収支比率は類似団体平均を10.2%下回っている。今後も定員適正化計画に基づく人件費の削減や事業の見直しにより経常経費の削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

実質収支比率は、目安とされる3~5%付近を推移しており、おおむね適正である。また、平成20年度から実質単年度収支も黒字となり、財政調整基金も年々積み増しをしている。今後も適正な事業計画を推進し、現在の水準を維持する。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

平成20年度の老人保健特別会計において赤字を計上しているが、国庫負担金が所要額より少なく交付されたためであり、翌年度繰上充用金で補てんしている。一般会計について、平成22年から平成23年は2.62%増えている。これは市税の歳入の増額、及び民生費・土木費等の不用額が多かったことによるものである。なお、平成20年の老人保健特別会計を除く全ての会計で黒字となっており、引き続き健全な財政運営を行う。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

平成19年度に作成した「公債費負担適正化計画」に則り公債費負担の軽減を行ってきた。平成19年度から平成21年度の3か年で、低利率での借換等により繰上償還し、後年度利子負担の軽減を図ったほか、毎年度事務事業評価を実施し、事業選択を行いながら、地方債発行額の抑制を図った。また、公営企業における事業内容の見直しを進め、実質公債費比率を高める要因となっている普通会計から特別会計に対する基準外繰出金の縮減を行った。こうした取り組みの結果、実質公債費比率の分子となる要素の合計は年々減少している。今後も公債費負担の軽減に向けた取り組みを継続する。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

繰上償還や地方債発行額の抑制等によって地方債残高の削減を図ったほか、定員適正化計画に則った職員数の縮減による退職手当負担見込額の減少等によって将来負担額が減少している。また、財政調整基金等の積立による充当可能残高と起債残高に係る交付税措置分の増加による充当可能財源等が増加している。このような取り組みの結果、分子全体が毎年減少しており、引き続き財政の健全化に向けた取り組みを継続する。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,