経営の健全性・効率性について
①H22~H24変動の差異は、繰越事業によるものであり、平均すると毎年度91%を少し超えた程度で推移している。料金収入は毎年微増傾向にあるが、起債償還額の増加により一般会計からの繰入も増加傾向にある。④企業債残高は毎年減少しており、類似団体と比較しても低い数値で推移している。⑤経費回収率は、現状では類似団体と比較して高い数値で推移している。⑥汚水処理減価は、現状では類似団体と比較して安い価格で推移している。⑦施設利用率は、毎年微増傾向にあるが、類似団体と比較して低い数値で推移している。⑧水洗化率は、処理区域の拡大中であるが増加傾向にあり、類似団体と比較して高い数値で推移している。
老朽化の状況について
供用開始から10年程度であるため、法定耐用年数に到達していない施設がほとんどであることから、現状では管渠改善率は0%である。
全体総括
公共下水道事業の経営は、類似団体と比較して安定している。しかし、収入の部分で一般会計繰入金に頼るところが大きいことから、健全で効率的な経営のために料金適正化の検討及び接続率の向上等により、他会計への依存度を改善する必要がある。