経営の健全性・効率性について
単年度の収支を示す収益的収支比率は、H26年度が77.66%で、新規加入はあるものの、人口減少等により料金収入が上がらない中、横ばい状態である。また、現在処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水処理している方の割合を示す水洗化率は、加入者数の増加により、H26年度が83.65%と増加傾向となっているが、施設や設備が一日に対応可能な処理能力に対する、一日平均処理水量の割合である施設利用率は、急速な人口減少の影響もあり60.43%と横ばい状態であり、使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した経費回収率においては、適正な使用料収入が確保されていないため40.25%と低い数値となっている。
老朽化の状況について
昭和56年度から供用開始しており、現在、施設の最適整備構想を策定している。今後はこの構想に基づき、効率的な施設更新を行う。
全体総括
今後人口が減少する中、経営の健全性と効率性を高めるため、将来を見据えた収入を確保するとともに、統廃合も含めた計画的な施設更新と維持管理を行う必要がある。