経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は100%を下回る結果となりましたが、特別利益となった流域下水道維持管理負担金の精算還付金を加算することで補えており、また、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ下水道使用料の収入も回復傾向にあることから、今後解消されると見込んでいます。③流動比率は、類似団体平均を下回る結果となりましたが、運転資金は着実に増加しており、流動負債の4割を占める一時借入金の解消と共に改善していくものと考えています。④企業債残高対事業規模比率は、前年度と比較して減少していますが、今後見込まれる老朽化した施設更新費用の増加に備える必要があります。⑥汚水処理原価は、前年度と比較して増加していますが、⑤経費回収率が昨年に引き続き100%を上回り、適正な範囲を維持しています。⑧水洗化率は、下水道整備が概成している状況から、今後も普及啓発活動に努めることで、微増していくものと考えています。
老朽化の状況について
本市は、老朽化が顕著にみられるものはありませんが、年々老朽化は進んでいくため、適切な維持管理計画を立てながら対応していきます。
全体総括
経年劣化による下水道施設の更新費用や維持管理費の増加が見込まれていることから、ストックマネジメント計画や経営戦略を活用した合理的な業務運営に取り組みます。