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地方財政ダッシュボード

鹿児島県阿久根市の財政状況(2012年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

地方税の減収が続き,類似団体を下回っている。職員給与の独自カットを実施し人件費を抑制しているが,更なる歳出の抑制を図るとともに,市税等収納対策を図る等歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

地方税等の減収により経常一般財源が減となり経常収支比率は2.6ポイント増となっている。市税をはじめとする自主税源の確保を図るとともに,継続して事務事業の見直しを行い,経常経費の削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体,全国,鹿児島県平均いずれも下回っている。人件費(退職金を含まない。),物件費はいずれも前年度より減となっており,今後も適正な人事管理,コストの低減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

職員給与の独自カットを実施していることから,類似団体内では低いほうである。今後も給与の適正化に努める。なお,国家公務員の時限的な(2年間)給与改定特例法による措置がないとした場合の値は,88.7となっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度と比較して,職員数は1名減である。全国平均は上回っているが,今後も住民サービスの低下を招くことのないよう,適正な人事管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均は下回っているが,国,鹿児島県平均は上回っている。今後,大規模な事業を控えていることから,新規事業や継続事業の精査を行い,計画的な地方債発行に努める。

将来負担比率の分析欄

地方債残高,退職手当負担見込額,設立法人の負債額等負担見込額が減少しているため,類似団体,全国,鹿児島県平均いずれも下回っている。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう,各種事業について精査し,財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

前年度より増となった要因は,退職金の増によるものである。類似団体,全国,鹿児島県平均いずれも下回っており,今後も引き続き適正な人員・給与管理に努める。

物件費の分析欄

賃金や委託料について前年度より減となったものの,ポイントは同じである。今後も適正な賃金雇用を図るとともに,委託料等の精査を行い,コスト削減に努める。

扶助費の分析欄

前年度より増となった要因は,社会福祉費の増によるものである。特に心身障がい者福祉費の増が大きく,類似団体,全国,鹿児島県平均のいずれも上回っており,適正な資格審査や給付事業に努める。

その他の分析欄

各平均を上回っている要因は,特別会計への繰出金の増によるものである。

補助費等の分析欄

全国,鹿児島県平均を上回っているがほぼ横ばいで推移してきている。北薩広域行政事務組合,阿久根地区消防組合への負担金が大きな割合を占めている。前年度より増となった要因は,補助金の増が主であり,補助事業の精査,見直しを図る。

公債費の分析欄

減債基金を取崩し,公債費に充てたことから前年度よりポイントは減となっている。今後,大規模な事業を控えていることから,新規事業や継続事業の精査を行い,計画的な地方債発行に努める。

公債費以外の分析欄

扶助費が高い水準で推移し,増加傾向にある。また,国民健康保険特別会計をはじめとする各特別会計への繰出金が増加傾向にあるため,独立採算性の原則を堅持しつつ経営の合理化,効率化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

実質収支比率については,近年4~6%で推移し,おおむね健全な財政運営が図られているが,今後大規模な事業が控えていることから,より一層の経費節減に努める必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

すべての会計において黒字で推移しているが,一般会計から特別会計への繰出金は増加傾向にあるため,独立採算性の原則を堅持しつつ経営の合理化,効率化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

元利償還終了により前年度より元利償還金及び組合等への負担金が減少している。今後も長期的な視点のもと,計画的な地方債発行を行い,健全な財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

繰上償還や計画的な地方債発行により,地方債残高は減少傾向にあり,また,職員数の減少により退職手当負担見込額も減少していることから,将来負担比率は減少している。今後,大規模な事業を控えていることから,新規事業や継続事業の精査を行い,計画的な地方債発行に努め,将来にわたり健全な財政運営を行うことができるよう努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,