宮崎県宮崎市:宮崎市立田野病院の経営状況(2023年度)
宮崎県宮崎市が所管する病院事業「宮崎市立田野病院」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2023年度)
地域において担っている役割
当院は、田野地域で唯一の入院施設・救急受入機関であり、平成27年度より国立大学法人宮崎大学を指定管理者としている。また、宮崎県の地域医療構想では、令和7年において回復期病床の不足が見込まれていることから、これらの状況を踏まえ、当院では救急医療、回復期医療、在宅医療、専門医療及び総合診療の提供といった役割を担っている。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大時においては、令和4年8月より感染患者の外来診療受入医療機関としての役割を担い、令和5年2月より重点医療機関の指定を受け、感染患者の入院受入病床を確保した。県からの病床確保要請が終了した令和5年10月以降も公立病院として、引き続き新型コロナウイルス感染症の対応を行っている。
経営の健全性・効率性について
健全性の面においては、令和4年度より病院事業の附帯事業であった介護老人保健施設事業を廃止したことに伴い、「経常収支比率」は改善しており、地方公営企業法第32条第4項の規定に基づき資本金の額を減少させ、介護老人保健施設事業に係る欠損金を取り除いたため、「累積欠損金比率」は減少傾向にある。また、効率性の面において、令和5年度の「病床利用率」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う院内クラスター発生などにより、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた令和4年度と同程度の結果となるも、類似病院平均値よりも高い数値を確保した。さらに手術件数の増加により「入院患者1人1日当たり収益」が増加した一方で、「材料費対医業収益比率」は、診療材料費の増加により、類似病院平均値よりも高い結果となった。
老朽化の状況について
当院は、類似病院と比較して「有形固定資産減価償却率」が低い水準にあるが、令和3年度までは「器械備品減価償却率」が高く、器械備品の老朽化が進んでいる状況であった。その為、令和4年度以降、優先度を考慮しながら計画的な医療機器の更新を行っている。特に、令和5年度はMRI装置やCT装置などの医療機器を更新したため、「器械備品減価償却率」が大きく減少した。なお、「1床当たり有形固定資産」は、令和4年度の介護老人保健施設事業廃止に伴い、建物の一部を一般会計の所管としたことにより減少し、令和5年度の医療機器更新に伴い再度増加したが、類似病院平均値より低い値に留まっている。
全体総括
本市の病院事業は、医師不足等による医療提供体制の脆弱性と赤字経営の常態化という2つの課題を抱えていたが、平成27年度に指定管理者制度を導入したことにより、医療提供体制の面については、改善が図られている。一方で、経営面については、病院事業の附帯事業である介護老人保健施設事業の経営改善には限界があり、非常に厳しい状況が続いていたため、国の方針も踏まえ、令和4年4月1日に当該事業を廃止した。このことにより、令和4年度以降は、「経常収支比率」が改善し類似病院平均値よりも高い水準を維持している。今後は令和5年度に策定した「第4次宮崎市病院事業経営計画改訂版」に基づき、計画的な資産更新を行うとともに、病院事業の安定的かつ継続的な運営により、累積欠損金の解消に努めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
宮崎市立田野病院の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の宮崎市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。