大分県竹田市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
人口減少や全国平均を上回る高齢化率(平成22年度末39.3%)に加え、市内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を大きく下回っている。組織の見直し、民間サービスの民間委託等による歳出の徹底的な見直しと新生ビジョンに沿った施策の重点化の両立に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
前年度より8.1%改善し86.2%となったことにより、ようやく類似団体水準となりました。人件費と公債費については、職員数の減や地方債の繰上償還の影響で改善傾向にありますが、その他の経費については増加傾向にあります。指標としては改善しましたが、人件費の比率が依然として高水準にあるため、新規採用の抑制や職員給の適正化等による人件費の削減を実施・継続していきます。また、「歳入に見合った歳出」を基本原則とし、自主財源の確保に努めるとともに、経常経費の削減に取り組んでいきます。
人件費・物件費等の状況
全国・県内平均を大きく上回り、類似団体の中でも最低となっている。その最大の要因は、人口千人当たり職員数でも全国最低となっている人件費であることから、行財政改革大綱や定員管理計画に基づき、適正水準への見直しを図っていく必要がある。今後は、主に直営で運営している施設関係を、民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入により委託化を進め、コストの低減を図っていく方針である。
給与水準(国との比較)
職員給与の5%カットの実施や職員手当の見直しなどを実施してきたが、類似団体平均よりも依然として高い水準にある。今後は、給与体系の見直しなど、より一層の職員給の適正化に努めていく必要がある。平成22年度に指数が急激に悪化したのは、職員給与のカットの率を3%(管理職は5%)に見直したことによるものである。
定員管理の状況
全国・県内平均を大きく上回り、類似団体の中でも最低となっている。職員数の適正化に向け、今後も定員管理計画に沿って、新規採用の抑制等を行い、合併後10年間で20%を超える職員数の純減を図っていく。職員数が多い要因として、ごみ・し尿収集の民間委託は行っているものの、市の面積が広大なうえに、合併団体であるが故の地域の均衡が求められることから、公共施設の整理統合などの行財政改革が進まず、結果的に思ったほどの職員数の削減につながらないことなどもあげられる。
公債費負担の状況
類似団体よりも低い水準にあるが、ここ数年の比率は改善傾向にある。これは、地方債の繰上償還の実施や、普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額が、増加したことによるものである。しかしながら、平成25年度以降は大規模公共事業や国営大野川上流農業水利事業負担金の繰上償還による、地方債の発行額の増加により数年後には再び指標が悪化する可能性がある。今後は、不要不急な事業は控え、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選したうえで、地方債の発行額の抑制に努めていく必要がある。
将来負担の状況
類似団体よりも低い水準にあるが、ここ数年の比率は改善傾向にある。これは、地方債の繰上償還の実施や充当可能基金の増加によるものである。しかしながら、平成25年度以降は大規模公共事業や国営大野川上流農業水利事業負担金の繰上償還による、地方債の発行額の増加により数年後には再び指標が悪化する可能性がある。今後は、不要不急な事業は控え、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選したうえで、地方債の発行額の抑制に努めていく必要がある。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人口千人当たりの職員数が、全国・県内平均を大きく上回って類似団体で最低となっていることから、経常収支比率に占める人件費の割合が非常に高い。数値としては高止まりの状態であるが、これまでの職員数の削減などにより指標としては改善傾向にある。今後も、行財政改革大綱や定員管理計画に沿って、職員数の適正化・職員給の見直し等を行い、人件費の削減に努めていく。
物件費
これまで、若干ではあるが類似団体平均を下回っていたが、指定管理者への指定管理料の増額や、直営で運営しているケーブルネットワーク事業の保守委託の発生などで、大幅な経費増となり、初めて類似団体平均を上回り、指標としては悪化してきている。今後も、民間委託等が進んでいくことから、この傾向は続くものと思われる。
扶助費
類似団体平均は下回っているものの、生活保護費や自立支援給付費等の増加により、指標としては悪化傾向にある。この扶助費については、国・県の制度に基づき運営している事業が大部分のため、削減が難しい経費となっている。
その他
類似団体平均を下回っており、指標としては改善している。しかしながら、今後はこの指標は悪化していくものと考えられる。繰出金については、地方公営企業に対する繰出金は減少傾向にあるが、保険等事業会計に対する繰出金が、医療費や介護給付費の増加が続いていることから、今後も増加が見込まれる。維持補修費についても、老朽化した公共施設を多く抱えていることから、このままでは維持補修費は増加していくものと思われる。
補助費等
類似団体平均を下回っており、指標としては改善傾向にある。今後は、補助金を交付するのが適当な事業を行っているかなどについて、明確な基準を設けて、不適当な補助金は見直しや廃止を行う方針である。
公債費
公債費の元利償還金のピークは平成19年度で、地方債の繰上償還の実施等で、指標としては改善傾向が続いている。しかしながら、平成25年度以降は、地方債の発行額の増加により数年後には再び指標が悪化する可能性がある。今後は、不要不急な事業は控え、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選したうえで、地方債の発行額の抑制に努めていく必要がある。
公債費以外
経常収支比率の改善傾向と、歩調を合わせるように改善している。人件費以外の経常経費については、類似団体と遜色のない指標となっているが、人件費の指標が最低水準であるため、結果的に指標としては高止まりの状態となっている。今後も、行財政改革大綱や定員管理計画に沿って、職員数の適正化・職員給の見直し等を行い、人件費の削減に努めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
これまで実質収支比率については、実質赤字額がないため当該比率は良好な状態にあると思われる。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
これまで連結実質収支比率については、黒字額が赤字額を大きく上回っているため、実質的な赤字額はないため、当該比率は良好な状態にあると思われる。※赤字があった会計の主な内容【同和対策事業特別会計】住宅新築資金等貸付事業制度の創設により、同和地域における住環境を改善するため昭和47年度から昭和63年度までの間、市が地方債を借りて、宅地の取得、住宅の新築・改善のため貸付けた資金の償還金収納事務を行っているが、多くの累積滞納額を抱えている。実質収支-21百万円は、一般会計が立て替えている額となる。【国民健康保険特別会計】被保険者の後期高齢者医療へ移管により、被保険者数は減少傾向にあるものの、保険給付費は増加しており1人当たりの医療費は増加している状況にある。被保険者に対する医療費適正化の取り組みは行っているののの、医療費増加による保険税率の改定が、徴収率の悪化を招く悪循環になっており、これ以上の税率改定は難しい状況になっている。制度そのものが疲弊しており、今後は保険者の広域化等の対策が必要となってくるものと思われる。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債費の分子の改善内容の主なものは、地方債の元利償還金の減少によるものである。地方債の繰上償還の実施や、定期償還分についても、平成19年度をピークに減少していることなどで、今後もこの傾向は続いていくものと思われる。算入公債費等については、合併後は地方交付税措置が有利な過疎対策事業債や旧合併特例事業債などを通常債から振り替えて活用していることから、この額については増加傾向にある。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担比率の分子の改善内容の主なものは、一般会計等に係る地方債現在高の減少と、充当可能基金の増加によるものである。地方債の繰上償還の実施や充当可能基金の増加などで、今後もこの傾向は続いていくものと思われる。退職手当負担見込額については、対象職員の減少などで年々減少おり、当面は増加する要因はありませんし、設立法人等の負債額等負担見込額についても、対象が平成27年度までで、年々その額が減少しており、今後も新規は予定ない予定。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
大分県竹田市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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