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地方財政ダッシュボード

高知県田野町の財政状況(2011年度)

🏠田野町

地方公営企業の一覧

簡易水道事業


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

数年来「0.20」前後であり、類似団体比較ではやや上回るものの、県下市町村平均以下である。これは、人口の減少や高い高齢化率に加え、長引く景気低迷や一次産業の不振等による影響が大きく、今後においても更なる歳出の見直し(投資的経費の抑制等)を実施するとともに、町税をはじめとする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度との比較で「+7.2ポイント」となり、類似団体比較では高い数値であるが、県下市町村平均においては下回っている状況である。これは、臨時財政対策債を含む「経常収入一般財源」が大きく減少(臨時財政対策債及び普通交付税の減額)したことが影響しているが、今後において、公債費の増額が予想されるため、地方債の繰上償還による公債費の削減を含め、事務事業の見直し等を進めながら、更なる経常経費の削減を図っていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度比較では、「+11,913円」の増で、類似団体比較では良好であるが、全国及び高知県平均との比較では高い数値となっている。更なる経常経費等の健全化やコストの低減対策等が必要である。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体ではわずかに上回っているが、全国平均との比較では、わずかではあるが低い水準となっている。今後においても、各種手当の点検を行うなど、より一層の給与適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度との比較では「+0.63人」となっているが、類似団体との比較では大きく下回っており、適正な管理を行っていると考えている。今後においても、状況に応じた管理・対応を実施し、更なる適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

昨年度との比較で「+2.7ポイント」となったが、類似団体及び県下市町村平均との比較においては下回っている。昨年度まで減少傾向となっていた要因として、平成19年度において、高額償還の町債に対し、任意の繰上償還を実施したことによる公債費の減が大きく影響したものだが、近年の高額起債借入により、今後において当数値の上昇が予想されるため、地方債の繰上償還の実施など、一層の適正化に努めていく。

将来負担比率の分析欄

平成23年度末時点での将来負担額よりも、基金残高等の充当可能財源額が多いため、今年の当該比率は該当していないが、今後において高額の起債借入による負債額の増額が見込まれるため、新規事業の実施にあたっては、総点検をおこなうなど財政状況を見極めながら実施していく必要がある。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

人件費については、これまで退職による補充数の抑制を行うなど、適正化に努めており、類似団体及び高知県平均と比較しても大きく下回っている。今後も状況に応じた対応・管理を実施していき、適正な数値を保っていく。

物件費の分析欄

前年度比は「+1.2ポイント」であるが、類似団体及び全国市町村平均と比較すると下回っている。前年度との比較で増額となった要因のひとつに、「備品購入」の増額があるが、各年度の取り組み方等によっても増減する費目であるため、今後も更なる精査、経常経費の見直し等を行い、一層の適正化に努めていく。

扶助費の分析欄

前年度比は「-0.3ポイント」であり、類似団体比較ではわずかに下回っている。また、全国・県下市町村平均と比較すると大きく下回っている状況である。今後も更なる精査を行い、一層の適正化に努めていく。

その他の分析欄

前年度比は「+0.2ポイント」であるが、類似団体及び全国・県下市町村平均との比較では下回っている。特に簡水会計においては、現在公債費償還のピークをむかえており、今後においても多額の繰出金が予想されるため、水道料金の改定も含めて検討し、他会計も含めた健全財政に努めていく。

補助費等の分析欄

昨年度との比較では「+0.6ポイント」となっており、類似団体及び全国・県下市町村平均と比較しても、依然として高い数値となっている。今後においても、補助金交付団体の決算状況等を確認するなど、計上予算の更なる精査を行い、一層の適正化に努めていく。

公債費の分析欄

昨年度との比較で「+3.8ポイント」となっており、類似団体及び全国平均、県下平均と比較すると高い数値となっている。また今後においても、多額の予算を要する事業が予定されており、数値等を見極めながら繰上償還等を検討していくとともに実施事業の選定や、より良い起債充当など一層の適正化に努める。

公債費以外の分析欄

前年度比は「+3.4ポイント」であるが、類似団体及び全国・県下市町村平均との比較では下回っている。前年度との比較で増額となっている要因として、「退職手当」及び「議員共済費」の大幅な増額が影響しているものであるが、人件費(職員給)については、今後においても定員の適正管理を行い、その他の経費については、予算の総点検はもとより、更なる精査を行い、一層の適正化・財政健全化に努めていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政調整基金残高については、前年度比「+1.26ポイント」で、これは例年取崩しはせずに実施している当基金への積立によるもの。実質収支額については、前年度比「-3.91ポイント」であるが、これは平成23年度決算において、多額の一般財源を活用した事業(田野小学校建替事業)が影響して、実質収支額に差がでたものである。実質単年度収支については、前年度比「-4.46ポイント」であるが、これについてもうえの実質収支額の要因と同じで、多額の一般財源を活用した事業の影響により、実質収支額と同様に実質単年度収支額にも影響したことによるもの。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

一般会計については、前年度比「-3.91ポイント」であるが、これは平成23年度決算において、多額の一般財源を活用した事業(田野小学校建替事業)が影響して、実質収支額に差がでたものである。簡易水道会計については、前年度比「+0.22ポイント」であるが、これは平成23年度決算において、不用額(未執行予算)が多かったことで、実質収支額に差がでたものである。その他の会計については、前年度と比較しても大きな差はでていない。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

元利償還金については、平成19年度に任意の繰上償還を実施したことにより、負担は減少したが、今後において多額の地方債を要する事業の執行により、大幅な数値の上昇も予想される。また、公営企業会計(簡易水道事業特別会計)に対する繰出金(公債費に準ずるもの)においても、今後負担増が予想されているため、今後予定されている事業の執行時期(重複回避)や繰上償還等の必要性を検討しながら、適正な数値を維持していく。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

地方債の現在高については、前年度比「+189百万円」で、これは新規発行債の額が高額であったことによるもので、今後においても大きな予算を伴った事業が予定されているため、上昇する見込みである。公営企業債等繰入見込額については、前年度比「+20百万円」で、これは現在簡易水道事業特別会計における起債償還がピークをむかえているためで、この状況が数年間続く見込みである。充当可能基金については、前年度比「-140百万円」と大きく減少し、今後においても基金取崩充当による事業を予定しており、今後数年間の増額は見込めない。基準財政需要額算入見込については、前年度比「+196百万円」となっており、今後においても起債発行額に応じて増となっていく見込みである。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,