地方財政ダッシュボード

岡山県玉野市の財政状況(2010年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2010年度)

目的別歳出
性質別歳出
歳入の内訳

財政比較分析表(2010年度)

財政力

前年度に比較して,数値は0.02低下しており,類似団体平均を大きく下回っている。景気の低迷に加え,人口の減少,高齢化率の上昇等,市税収入低下の要因を抱えていることから,引き続き,経常経費等の歳出削減とともに,市税収入の確保,受益者負担の適正化等,歳入確保に努める。

財政力指数

財政構造の弾力性

前年度と比較して,歳出面では,扶助費,補助費等が増となったものの,退職手当債の発行による人件費充当経常一般財源の減少の影響により,経常経費充当一般財源の総額は,0.8%増とほぼ同程度となった。歳入面では,法人市民税の増,地方交付税の増等により,経常一般財源が6.1%増加した。この結果,数値は前年度(91.7%)と比較して4.6%改善した。しかしながら,この数値の大幅な改善は,法人市民税の伸びが,普通交付税の算定に反映されておらず,普通交付税が過大に算定されたことによるものであり,過大に算定された普通交付税を除いて計算すると,90.7%となり,前年度と比較して,1.0%の改善にとどまるものと考えられる。今後は,市税等の伸びが期待できない中,次年度以降3年間は,当年度の法人市民税に関連した地方交付税の減額措置が行われることや,国勢調査人口の減少に伴い,普通交付税の減額見込まれることなど,経常一般財源の減少による数値の大幅な悪化が予想される。引き続き,市税等一般財源の確保と経常経費全般にわたる徹底した節減に努め,財政構造の健全化を図る。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

人件費・物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの決算額が,類似団体を大幅に上回っているのは,主に人件費が要因となっている。人件費については,従来から消防,保育所の直営実施や支所機能の充実を図ってきたこと等から,類似団体平均を大きく上回っている。また,維持補修費については,各施設の老朽化に伴い,今後も一時的に増加する見込みである。引き続き,施設の統廃合,民間への業務委託の推進等により,サービス水準を維持しながら,経費の抑制に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

各階層における職員構成の変動による影響等により,前年度と比較して,1.0%増となり,全国市平均を2.3%,類似団体平均を3.1%上回っている。今後,行政経費に占める人件費の適正化とともに,職員の能力・業績等を適切に反映させる給与制度の検討を進め,給与の適正化に努める。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

当市の地理的な特性により行政効率が優れない中,直営で消防や保育所を実施し,また,行政サービス向上のため,教育施設や市民センターの整備・充実を図ってきた経緯から,類似団体を大きく上回る職員数となっている。今後も引き続き,施設の統廃合,事務事業の見直し等により,人員の効率的配置に努める。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

従来から,可能な限り地方債の新規発行を抑制するとともに,発行に当たっては交付税措置のある有利なものに限定するなど,健全な財政運営に努めてきた結果,類似団体平均を下回り,県平均を大きく下回っている。今後,斎場整備事業や退職手当債,教育施設の耐震化事業などに係る地方債の償還により公債費が一時的に増加することに伴い,数値は悪化することが見込まれるが,普通建設事業の実施に当たっては,事業の選択と地方債の有効活用を行い,引き続き水準の抑制に努める。

実質公債費比率

将来負担の状況

前年度に比較して,7.0%改善している。その主な要因としては,財政調整基金の大幅な積み増しによることが挙げられる。施設の耐震化など地方債の新規発行を伴う普通建設事業が増加傾向にある中において,財源調整のための基金の取り崩しが見込まれるため,将来負担額に充当可能な財源の増加は期待できないことから,今後,比率は上昇するものと考えられる。引き続き,後年度への負担となる地方債残高に留意し,計画的・長期的な視点に立った財政運営に努める。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費

職員数の減や,退職手当債の発行等により,経常経費充当一般財源は,6.0%減少したうえに,歳入の経常一般財源が6.1%増加したことから,経常収支比率は,前年度に比較して3.5%減少する結果となったが,類似団体平均を2.8%上回っている。この主な要因として,消防,保育所の直営実施や,支所機能の充実を図るため,類似団体と比較して職員数が多いことが挙げられる。今後も引き続き,組織機構改革,施設の統廃合,民間への業務委託の推進,事務事業の見直しによる人員の効率的配置に努める。

経常収支比率(人件費)

物件費

類似団体平均とほぼ同水準で推移している。物件費については,予算編成において経常経費を一般財源ベースで前年同規模としたこと等により,経常経費充当一般財源の決算額も前年度と同程度で推移している。さらに,歳入の経常一般財源が前年度に比較して6.1%と増加したことから,物件費の経常収支比率については,やや改善する結果となった。

経常収支比率(物件費)

扶助費

類似団体平均とほぼ同程度で推移している。生活保護費については,長引く景気低迷に伴い,今後も増加することが見込まれるが,資格審査の一層の適正化を図るなど大幅増の抑制に努める。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他の経常収支比率については,類似団体とほぼ同程度で推移している。その他のうち維持補修費については,物件費と同様に予算編成において,経常経費を一般財源ベースで前年同規模としたこと等により,経常経費充当一般財源の決算額も前年度と同程度で推移した。さらに,歳入の経常一般財源が前年度と比較して,6.1%増加したことから,経常収支比率は,やや改善する結果となった。今後,維持補修費については,各施設の老朽化に伴い,一時的に増加する見込みである。引き続き,施設の統廃合,民間委託の推進等により,経費の抑制に努める。

経常収支比率(その他)

補助費等

類似団体平均を1.1%下回っている。経常一般財源は,6.1%増加したが,病院会計,下水道会計への繰出金の増により,経常収支比率が上昇した。平成21年度に各種団体に対する補助金の見直しを行い,平成22~24年度までの間,18年度当初予算比3.2%減としているが,今後,下水道事業に係る繰出金の基準の取り扱い(区分の仕方)によっては,大幅に比率が上昇する可能性がある。

経常収支比率(補助費等)

公債費

経常収支比率は,類似団体平均を2.2%下回っている。公債費は,平成25年度までをピークに一時的に増加し,その後は緩やかに減少する見込みである。今後も,地方債残高に留意しながら,地方債の新規発行を伴う普通建設事業の実施に当たっては,事業内容の精査と計画的な実施に努める。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

類似団体平均とほぼ同程度となっている。人件費の経常一般財源は,類似団体平均を大きく上回っているが,それ以外の項目では,類似団体平均を下回っているため,全体的には,ほぼ同程度となった。

経常収支比率(公債費以外)

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

財政調整基金残高については,平成17~19年度を「財政再建のための集中取組期間」と位置付け,歳出総額削減のため可能な限り普通建設事業の抑制に努めてきた結果,基金残高は回復傾向にあるが,今後は,市税の伸びが期待できないことから,財源調整のために基金の大幅な取り崩しが予想される。実質収支比率については,ほぼ7~8%台で推移している。平成20年度は,法人市民税に係る普通交付税の過大算定という特殊要因があったため,4%台となっている。今後は,歳入環境の悪化に伴い,実質収支額が減少するため,数値は下がっていくと考えらる。実質単年度収支については,平成20年度は,特殊要因があったため,赤字であったものの,それを除くと平成18年度以降は黒字に転じている。今後は,基金の取り崩しによる財源調整が続くことが予想されることから,安定的な財政基盤の確立に向け,可能な限り基金からの繰入の抑制を図っていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

平成19年度に老人保健医療事業特別会計で赤字を生じたことにより,標準財政規模比で赤字となったが,以降は全会計で黒字を計上しており連結実質赤字比率に係る赤字は生じていない。標準財政規模比が大きく下がった競輪事業特別会計については,本会計の根幹をなす車券の売上額が,来場者の高齢化や長引く不況による購買単価の減少等,年々減少の傾向にあることに加えて,震災の影響により競輪が一時中止となったことにより,売上額が大幅に減少したことによるものである。今後についても,大変厳しい状況が続き収支の低迷が予想されるが,競輪場の環境整備の充実,新規ファン層の拡大,ファンサービスを充実するなど,収益の向上・確保に努める。連結実質赤字比率全体としては,30%以上を維持してきたが,今後の耐震化事業等における財政需要に対応するため,一時的な収支状況の悪化が予想されており,歳出全般における経常経費の削減や適正な財源措置による安定的な財政運営により財政の健全化を図る。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

実質公債費比率について,3ヵ年平均の比率では年々下降し改善方向であるが,単年度の比率で見ると,平成20年度以降徐々に上昇している状況である。これは,地方債の発行額の増減により元利償還金が上下動したことによるものである。元利償還金については,平成17年度~19年度の「財政再建のための集中取組期間」での普通建設事業の抑制により減少傾向にあったが,平成20年度以降の臨時財政対策債等の増額により発行額が償還額を上回る状況が続いている。今後についても学校の耐震化事業等の実施により発行額が償還額を上回る状況が引き続き見込まれることから,元利償還金の増加が予想されている。耐震化事業のピークである平成25年度以降については,地方債現在高も減少に転じる見込みであるが,元利償還金の抑制のため,引き続き地方債の発行に当たっては計画的な発行に努める。

実質公債費比率,公債費等

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

これまでの将来負担比率については,将来負担額としては増加しているものの,それ以上に充当可能財源等が増加したことにより,比率としては,平成20年度以降年々下降し改善方向に向かっている。しかし,将来負担額で見ると,地方債の現在高が臨時財政対策債等の発行増により年々増加し,公営企業の将来負担額である繰入見込額についても企業債残高の増加等により年々増加しており,今後も厳しい状況が続くと予想される。また,充当可能財源等でも,これまでは普通建設事業の抑制など歳出削減により充当可能基金の回復が見られたが,今後は財政調整のための取り崩しが見込まれるなど,充当可能財源としては悪化方向に向かうことが予想される。今後,将来負担比率としては,地方債発行のピークとなる平成25年度までは悪化方向に向かうと見込まれているため,計画的な地方債の発行と可能な限り基金からの繰入を必要としない安定的な財政運営により財政の健全化を図る。

将来負担比率

よくある質問

このページで何が分かりますか?

岡山県玉野市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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