事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 香美町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 15,093人 |
| 現在給水人口 | 15,037人 | 給水区域面積 | 15,094ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、令和4年度の料金改定以降、若干改善を見せているが、依然として100%を下回る水準で推移しているため、今後も効率的な運営に努め、適切な料金体系の在り方について検討していく必要があると考えている。累積欠損金比率は、単年度において純損失が発生し続けており、累積欠損金は年々増加している。料金回収率は、令和4年度の料金改定以降、60%台に回復していたが、物価高騰等により費用が上昇しているため、当年度に再び60%台を割り込むこととなった。類似団体と比較しても低い状態となっていることから、今後も対策を検討していく必要がある。給水原価は、山間地域に多くの浄水場を有していることから類似団体と比較しても高い状態となっており、経常収支比率と同様に効率的な運営に努め、維持管理経費の削減を図る必要があると考えている。施設利用率は、人口減少等により配水量は減少傾向にあるものの、観光を主産業としている特性による季節変動もあり、規模縮小は難しいと考えている。有収率は、今回3.39ポイント下落し80%を割り込み、類似団体との比較でも下回る結果となった。引き続き漏水調査を実施し、漏水修繕及び老朽管の更新を図っていくこととしている。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、類似団体と比較しても低い状態で推移しているが、上昇傾向にあるため施設の更新計画等により、計画的な更新を進めていく必要があると考えている。管路経年化率は、類似団体平均とほぼ同水準の24.30%となっているが、今後も順次耐用年数を経過する管路が出てくるため、導入した管路管理システムを活用し、計画的に更新に取り組む必要があると考えている。当年度の管路更新率は0.62%で、比較的高い数値となっているが、管路経年化率の上昇と比較すると更新が進んでいる状況とは言い難い。今後は、アセットマネジメントの更新と併せて計画的な更新に取組みたいと考えている。
全体総括
旧簡易水道区域のエリアが広く点在しており、地形的にも統合が困難であり、施設も多く管路延長も長くなり、費用縮減による経営改善は難しいのが現状である。安全安心な水を供給するにあたり、維持管理経費の削減についても限界があること、また、人口の減少や節水志向により、有収水量の減少、給水収益の減少が大変大きな課題となっている。令和4年度には料金改定を実施しているが、今後も経営比較分析を踏まえ、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」の検証、見直しを行い、適切な料金体系の在り方についても検討を進めるとともに、課題の早期発見と早期解決を図り、健全経営につなげたいと考えている。
経営状況
収支構造
総額5.1億円
総額6.1億円