事業・施設概要
| 都道府県 | 三重県 | 経営主体 | 鳥羽市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 17,033人 |
| 現在給水人口 | 17,019人 | 給水区域面積 | 10,734ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
新型コロナウイルス感染症による料金の減収は続いているが、経常収支比率は100%を上回る水準に回復している。流動比率は、全国平均よりも良好で資金繰りが安定しており、企業債残高対給水収益比率も低い水準であることから財政に弾力性がある状態といえる。なお、料金回収率は100%を上回っていることから、料金水準としては適切に設定されているが、給水原価が平均値に比して高く、施設利用率が低い状況であるなど経営効率という点では改善の余地が残る。有収率は、計画的に漏水調査を実施しているほか、漏水の早期発見・早期対応に努めており、類似団体平均値を上回る水準を保っている。今後も貴重な水資源を有効に活用するため有収率の向上を図る。
老朽化の状況について
本市の水道は、起伏に富んだ地形的特徴のため、複雑な送配水系統となっているが、これらの多くは昭和40年代から60年代に整備されたものである。施設を安定多岐に稼働させるためには、日常的なメンテナンスに加え、計画的な更新や大規模修繕などの長寿命化を図る必要がある。施設を整備した時期よりも人口や観光客数が減少していることから、今後の水需要を踏まえた適正な規模への見直しや統廃合を含む施設の再配置についても検討する必要がある。また、管路については、他の水道事業体と同様に更新率が課題となっている。防災の観点から重要な管路や地理的に災害時の影響が大きい地域での耐震化を進めるなど、優先順位をつけて対応している。
全体総括
現在の経営状況は比較的良好であるといえるが、複雑な施設配置や、観光需要に対応するための施設規模であるという本市特有の事情により、維持等にかかる経費等は多く、健全な事業経営のためには絶えずコスト削減の努力を続ける必要がある。また、施設・管路の老朽化が進んでいることから更新需要に対応するとともに災害等に強い水道を目指していく。
経営状況
収支構造
総額10.9億円
総額9.8億円