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三重県松阪市:末端給水事業の経営状況(2020年度)

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経営比較分析表(2020年度)

経常収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対給水収益比率

料金回収率

給水原価

施設利用率

有収率

経営の健全性・効率性について

経常収支は類似団体、全国平均値を下回りましたが100%を越えており、累積欠損金も生じていません。また、支払能力を示す流動比率は、前年と同様の水準で、類似団体、全国平均を上回っており経営の健全性は保たれています。給水収益に対する企業債残高の比率は前年と同様の水準ですが給水量が減少傾向にあるため今後増加していくものと考えられます。料金回収率は前年比0.59ポイント減少しましたが全国平均、類似団体平均ともに上回っています。給水原価は前年と同様の水準になりましたが、類似団体平均を上回っています。施設利用率は前年と比較して0.79ポイント増加しましたが、配水量は毎年減少していることから、施設利用率は減少していくと考えられます。

有形固定資産減価償却率

管路経年化率

管路更新率

老朽化の状況について

配水池等の基幹水道施設の耐震化を早期に実施した結果、有形固定資産減価償却率は類似団体、全国平均値と比較して低い数値であります。管路経年化率は18.86%と類似団体、全国平均値より下回っており、管路更新率も類似団体、全国平均値と同水準ですが低い水準にあります。

全体総括

人口減少、節水意識の定着により給水収益が年々減少する中、将来にわたり安全、安心な水の供給のため、老朽施設、老朽管の更新が急務となってきております。給水人口が減少し料金収入の増加が見込めない事から、水道事業ビジョン、経営戦略、アセットマネジメントに基づき、収益の動向を踏まえながら事業運営を進めていきます。

出典: 経営比較分析表,

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