事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 豊川市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A2 | 行政区域内人口 | 186,314人 |
| 現在給水人口 | 185,928人 | 給水区域面積 | 11,369ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
令和4年度の給水収益は前年度と比較し減収となったが、過去4年間の平均値を上回っており、比較的良好な値を維持している。一方で、電気料金の急激な高騰により動力費が増加したことなどから、①経常収支比率は前年度を4.12ポイント下回った。①経常収支比率は健全な値を維持しているものの、電気料金を始め、今後の物価高騰次第では更なる減少も想定されるため、費用の削減に向けた効率的な経営がより一層求められる。①経常収支比率は、給水収益の減少、及び電気料金の高騰を主とする経常費用の増加により前年度を4.12ポイント下回ったが、健全な値を維持している。③流動比率は、未払金の減少により流動負債が減少したことなどから前年度を25.89ポイント上回った。また、現金預金は前年度から減少しているものの、流動負債の合計額の3倍近い額となっている。④企業債残高対給水収益比率は、企業債の償還が進み、類似団体平均値を大幅に下回りながら順調に推移している。⑤料金回収率は、①経常収支比率と同様の理由から減少となったが、健全な値を維持している。⑥給水原価は、類似団体と同様に上昇傾向にあり、有収水量も前年度から減少しているため、費用の削減が重要となる。⑦施設利用率は、引続き類似団体平均値よりも良好な値で推移している。⑧有収率は、横ばいとなったが、今後、民間事業者による漏水調査を実施し、向上を図る。
老朽化の状況について
本市の水道施設及び管路整備は、水道事業の中長期的な経営の基本計画である「豊川市水道事業経営戦略」の整備計画に基づき計画的に整備を進めている。①有形固定資産減価償却率、②管路経年化率はともに上昇傾向となっており、老朽化した施設及び管路を積極的に更新する必要があると考えている。③管路更新率は、前年度を0.14ポイント上回り改善が図られた。経営戦略の中間見直しを実施し、施設整備事業及び管路整備事業については、令和5年度から令和9年度までの5年間の事業費を当初の計画より増額した。老朽化更新事業費については今後も他事業に関連した工事の増加が見込まれることから増額が予想されるが、引き続き管路の更新事業に力を入れていく。
全体総括
令和4年度は、社会情勢に柔軟に対応するとともに、過去の取組みの再検討や将来の財政収支の見通しの精度の向上を目的として、平成30年度に策定した「豊川市水道事業経営戦略」の中間見直しを行った。整備計画の進捗状況については、自然流下区域の拡張や配水施設の統廃合を行うなど、概ね計画のとおり進捗が図られている。また、財政収支の状況については、家庭用水栓の増加などにより、計画を上回る給水収益で推移している。令和4年度は、電気料金の急激な高騰があったものの、昨年度に引き続き純利益を計上しており、健全な経営状況を維持している。今後は、電気料金を始め、様々な物価高騰に注視しつつ、有収率の向上のため民間事業者による漏水調査を実施するなど、経営基盤の強化を図るとともに、将来にわたり持続可能な事業の運営に努めていく。
経営状況
収支構造
総額34.5億円
総額29.9億円