静岡県御殿場市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
長引く景気低迷による個人・法人関係の減収などから平成22年度決算においては、3箇年平均では1.09ではあるが、単年度では0.97と1.00を割り込んでしまった。投資的経費を含めた事務事業等の見直しを行うとともに、税の徴収強化等による税収増加等を中心とする歳入の確保に努める。
財政構造の弾力性
小中学校の耐震化をはじめとする普通建設事業費の増加しているにも係らず、扶助費をはじめとする義務的経費のなどにより、経常経費に充当した一般財源が増加したため、比率は悪化している。引き続き行政改革への取り組み等を通じて義務的経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
平成22年度決算は、給与改定や期末勤勉手当の支給月数の削減による職員給の減などにより、前年度比7.4%の減となりました。類似団体と比較すると、人件費に係る経常収支比率は若干低くなってはいるが、今後も国の動向等も視野に入れながら給与制度の見直しや職員数の見直しなど、人件費関係経費全体について、抑制していく必要がある。
給与水準(国との比較)
例年、人事院勧告に準拠した給与適正化に努めているが、類似団体平均を3.4%上回り、全国的にも高い水準となっている。現在参事以上の管理職職員に対する給与減額措置を実施しているが、今後とも、人事院勧告及び地域の民間給与に準拠した給与適正化に努めるとともに、更なる人件費の縮減策を検討する。
定員管理の状況
類似団体と比較し、旧町村の地域振興及び財産区事務並びに住民に密接な窓口事務を行う支所(6支所)があること、東富士演習場に係る事務を行う専門部署があること、公立保育園(9園)及び公立幼稚園(8園)を直営で管理運営していること、農地や山林が多いこと等から平均を上回っている。現在、パスポート交付窓口業務等の民間委託を実施しているが、今後も民間活力の活用等を図りながら、定員適正化計画に基づき適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
赤字特例債の借入による元金償還の開始等により、元利償還金が年々増額傾向となっている。歳出面における事業の見直しなど経費削減に努め、実質公債比率10%程度を目標とする。
将来負担の状況
一般会計等に係る地方債の現在高が年々上昇傾向にあるが、退職手当負担見込み額や、組合等負担見込み額などについては、今後減少傾向となる見込みである。当面の間は将来負担比率が100%を超えないよう、起債発行額や債務負担行為の水準を抑える。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
平成22年度決算は、給与改定や期末勤勉手当の支給月数の削減による職員給の減などにより、前年度比7.4%の減となった。類似団体と比較すると、人件費に係る経常収支比率は若干低くなってはいるが、今後も国の動向等も視野に入れながら給与制度の見直しや職員数の見直しなど、人件費関係経費全体について、抑制していく必要がある。
物件費
平成22年度決算は、臨時保育士・幼稚園教諭等雇用経費、予防接種費等の増により、前年度比で4.4%の増となった。類似団体と比較すると、物件費に係る経常収支比率は若干低くなってはいるが、今後も経常経費の削減はもちろんのこと、民間委託に係るコスト削減「より一層促進するなど、物件費全体の経費を抑制していく必要がある。
扶助費
平成22年度決算は、子ども手当創設、民間保育所運営費、子ども医療費助成費、介護給付費等の増により、前年度比で34.0%の大幅増となった。類似団体と比較すると、扶助費に係る経常収支比率は若干低くなってはいるが、少子高齢化傾向にある現在、経常経費に占める扶助費の割合は引き続き増加傾向であるため、単独事業の見直しや不正受給の防止など、適正な財政運営を図っていく必要がある。
その他
その他に係る経常比率は類似団体平均よりも低い水準とはなっているが、当市の財政を圧迫しているものとして、維持管理経費に多額の経費を要する下水道事業特別会計や、赤字補てん的な色合いが濃い国民健康保険特別会計や介護保険特別会計への繰出金が挙げられる。それぞれの特別会計の基本原理である独立採算制の原則に立ち返った、料金の値上げなどにより、それぞれの会計の健全化を図っていく必要がある。
補助費等
平成22年度決算は、定額給付金給付事業、市税過年度還付金、御殿場市小山町広域行政組合塵芥処理費負担金等の減により、前年度比28.9%の減となりました。類似団体と比較すると、補助費に係る経常収支比率が高止まりしている原因は、当市のごみ処理施設であるRDFセンターの運営経費が嵩んでいることがあげられる。ごみ処理施設については平成27年度稼働の新ごみ処理施設整備後は、逓減する見込みではあるが、その他、不適当な補助金・交付金の見直しや廃止を行うなど、経費を抑制していく必要がある。
公債費
臨時財政対策債や地方道路整備事業債の元利償還金などの増により、前年度比4.9%の増となりました。類似団体と比較すると、扶助費に係る経常収支比率は若干低くなってはいるが、借入額より償還額の方が上回っているという決算に鑑み、世代間の公平性の確保という観点からも、市の起債計画に基づいた適正な借入を図っていく必要がある。
公債費以外
その他の経費のうち積立金は、年々減少する実質収支などの影響によりいわゆる余剰金を生み出せず、緊急時の場合に備えた重要な財源である、財政調整基金等に積立できない状況にある。同基金残高の逓減傾向が当市にとって大きな課題となっている。各種行政改革の削減はもちろんのこと、抜本的な歳出削減などを視野に入れ、適正な基金残高を確保するための打開策を検討が必要である。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
実質収支比率は平成20年度をピークに年々手減少傾向にある。これは、歳入面における市税収入の落ち込みなどによる決算額の減少に対し、歳出面においては、義務的経費や普通建設事業の増などの影響と、執行率の上昇などにより、結果として剰余金が逓減してきているためである。今後は、歳入のより一層の確保と、歳出面の事業等の抜本的な見直しを図り、剰余金の財政調整基金等への積立後の実質収支を5%内外にすることを、目途とする。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成19年度以降、全ての会計で黒字を維持しているが一般会計については、平成21年度以降市税の減収が続き、黒字幅が減少している。上水道事業会計、工業用水道事業会計については黒字幅はほぼ一定であるが、標準財政規模の若干の縮小により、相対的に比率は大きくなっている。健全財政維持のため、一般会計については、標準財政規模比で5%以上を目標とする。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
赤字特例債の借入による元金償還の開始等により、元金償還金が年々増加傾向よなっている。今後事業の見直しなど経費削減に努め実施公債比率10%程度を目標とする。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計等に係る地方債の現在高が年々上昇傾向にあるが、退職手当負担見込み額や、組合等負担見込み額などについては、今後減少傾向となる事から、当面の間は将来負担比率が100%を超えないよう、起債発行額や債務負担行為の水準を抑える。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
静岡県御殿場市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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