事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 藤枝市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 142,955人 | 現在処理区域内人口 | 2,062人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,380人 | 現在処理区域面積 | 87ha |
| 晴天時現在処理能力 | 32,325m³/日 | 下水管布設延長 | 12km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
当市の下水道事業は、令和2年4月1日から地方公営企業法適用により、公営企業会計に移行したため、令和元年度以前のデータはない。①経常収支比率は、100%以上となっており、収支の均衡は保たれている。②累積欠損金比率は、0%となっているが、施設管渠の老朽化に伴う維持管理費は増加が見込まれるため、効率的な修繕と使用料の適正化が課題となる。③流動比率は、類似団体平均値よりも低い数値となっている。100%を下回っており、使用料の適正化が課題である。企業債償還金は、自己資金だけではなく、企業債発行及び一般会計からの繰入金により賄うこととしている。④企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均値を上回っている。今後も特環地区において整備を行うので、同水準で推移していくと考える。⑤経費回収率は、100%を下回っており、使用料で回収すべき経費を賄えていない。不足分は一般会計からの繰入金を充てている。今後は適正な使用料の検討が必要となる。⑥H28に総務省より分流式下水道に要する経費の算定方法が見直され、汚水処理費が減少し、汚水処理原価が下がった。施設管渠の老朽化に伴う維持管理費は増加が見込まれるため、効率的な修繕と使用料の適正化が課題となる。⑧水洗化率は、類似団体平均値を下回っている。接続促進活動を継続し、水質保全や使用料収入増を図っていく。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、令和2年度から公営企業会計に移行し、累積は低いため、類似団体平均値よりも低い数値となっているが、今後減価償却を重ねていくことで、数値は上昇していくと考えられる。②管渠老朽化率については、当市の下水道事業において、下水道管の老朽化は年々進んでおり、今後も計画的かつ効率的な管路の延命を図っていく。③管渠改善率について、当市の特定環境保全公共下水道事業は平成10年度から整備されており、現在は管渠改善を行っていないが、将来的な管渠改善を視野に入れた経営が必要となる。
全体総括
当市の特定環境保全公共下水道事業は供用開始から20年と比較的新しい事業であるため、現時点では維持管理にかかるコストは低い状態にある。処理施設は、公共下水道と同一施設で処理しており、供用開始から30年を経過していることから、未普及整備と並行し、更新や改築を含めた維持管理に多額の費用が必要となる。それに加え、人口減少や節水意識の定着、節水機器の普及により、使用料金の大幅な増加は見込めず、さらに経営状況は厳しくなると考えられるが、限られた予算を有効に活用しながら、市民に安全で快適な下水道サービスを持続的・安定的に提供していくため効率的な事業運営に努めていく。
経営状況
収支構造
総額9,738.3万円
総額9,281.5万円