事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 藤枝市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 139,290人 | 現在処理区域内人口 | 2,085人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,384人 | 現在処理区域面積 | 95ha |
| 晴天時現在処理能力 | 32,325m³/日 | 下水管布設延長 | 17km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①⑤経常収支比率は、前年度から引き続き100%を上回っているが経費回収率は79.73%で100%を大きく下回っている。使用料以外の収入で汚水処理費を賄っていることを意味するため、100%以上となるよう適正な使用料の検討及び必要経費の見直しを図る必要がある。②累積欠損金比率は0%となっているが、今後、使用料収入の増加は見込めず、管渠の老朽化に伴う維持管理費の増加が見込まれる。使用料の適正化及び管渠の適正な更新、修繕が必要である。③流動比率は、前年度から上昇しているが類似団体平均値と比べ低い数値となっている。自己資金だけでなく企業債発行や一般会計繰入金により賄っている。主に現金が占める流動資産を増加させるために適正な使用料の検討が必要である。④企業債残高対事業規模比率は、管渠築造工事の減少により借入額が減少傾向であるため、今後は低下していくと考えられるが、状況を把握し改善に努める。⑥汚水処理原価は前年度に続いて類似団体平均値より下回っているが、今後、有収水量の増加は見込めないため、効率的な維持管理を行い汚水処理費の削減に努める。⑦処理能力に対し特環地区の処理水量の割合が低いため、類似団体平均値を大きく下回っている。⑧水洗化率は、類似団体平均値を下回っている。接続促進活動を継続し水洗化率の向上を図る。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は令和2年度に公営企業会計へ移行したため、類似団体平均値よりも低い数値となっているが計画的な更新を行う必要がある。②③管渠老朽化率及び管渠改善率は当市の特定環境保全公共下水道事業が平成10年度から整備されているため、現在は0%となっている。老朽化率については、管渠の耐用年数に達するまでは0%で推移する。管渠改善率については、耐用年数に関わらず修繕、改築が必要となる可能性はあるが低い数値で推移していくと考えられる。今後は老朽化に伴い、修繕、改築等にかかる費用が大きくなることが考えられるため、財源の確保を適切に行い、計画的な改築更新を行う必要がある。
全体総括
当市の特定環境保全公共下水道事業は供用開始から約25年と比較的新しい事業であるため、現時点では維持管理にかかるコストは低い状態にある。今後は老朽化や物価、人件費などの高騰により修繕を含む維持管理にかかる費用がさらに必要となる。財源は経費回収率の低さに表れているように、使用料以外の収入で賄われている。流動比率が低いことからも不安定な経営状況となっている。今後、人口減少に伴い使用料収入の増加は見込めないが、管渠の老朽化に伴う更新工事は必要となる。適正な使用料の検討、効率的な維持管理、計画的な管渠の更新により安定した下水道事業の運営に努める。
経営状況
収支構造
総額1.6億円
総額1.4億円