事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 小川村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 2,415人 | 現在処理区域内人口 | 1,970人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,858人 | 現在処理区域面積 | 121ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,220m³/日 | 下水管布設延長 | 48km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①「収益的収支比率」が大幅に低下したが、これは建設改良を主とする資本的収支の財源見直しによるものである。管路や施設といった建設資産の費用である建設改良費は本来、補助金や起債、一般会計繰入金を充てるべきところであるが、これまでは一般財源を充てており、また、一般会計からの繰入基準を大きく上回る繰入も行っていた。見直しにより維持管理費や償還金利子の返済に対して、料金収入等の営業収益が従前の見込よりも少ないことが判明した。⑤「経費回収率」についても、同様の理由により例年より大幅に下がるかたちとなった。⑥「汚水処理原価」も見直しにより、従前の倍近いコストを要していたことが判明した。今後は、今回の見直しを踏まえた計画策定にあたりたい。⑦「施設利用率」は晴天時における処理能力の余裕を指すものであるが、例年どおり類似団体平均を上回っている。処理施設の能力が余りつつある状況で、今後さらなるダウンサイジングを行い、ライフサイクルコストの削減に取り組んでいく必要があると思われる。⑧「水洗化率」は例年、類似団体平均値より高い水準であり、本年度においても小幅ではあるが上昇している。しかし、処理区域内人口の減少や下水道未加入者の高齢化などにより、今後の水洗化率の上昇は期待しにくい状況である。④「企業債残高対事業規模比率」は料金収入に対する償還金残高の割合であるが、計画的な起債償還により数年先までは減少傾向の見込みであるが、20年後の施設や管路の更新に向けた将来計画は検討していきたい。
老朽化の状況について
平成7年度から平成11年度にかけて順次供用が開始され、古い箇所でも25年近く経過したところである。比較的新しい施設ではあり、管渠の一般的な耐用年数の50年、老朽化の目安の30年にもまだ少し期間がある。管路は現状、大きな破損など異常はないが、マンホールポンプ等の機械設備では故障がみられるようになってきており、計画的な修繕を行っていく必要があると考える。今後は、ストックマネジメント計画を策定し、現状把握・分析に努めるとともに費用負担の平準化を図りつつ、長寿命化に着手していく方向である。
全体総括
現在の本村は維持管理を主とした事業運営を行っており、平成26年度には施設統合によりダウンサイジングした。しかし、集落人口が減少してもマンホールポンプは維持し続けなければならず、処理場の設備修繕も毎年発生している。いつの時点でも安定した維持管理が求められるが、処理区域内人口の減少や節水意識の向上により料金収入が減少しつつある状況である。このような背景を踏まえ、安定的な財源確保のため、令和2年4月に料金改定を行い従量料金を引き上げた。また、更なる現状分析に加えより計画的な投資が必要であることから、令和6年度を目標に公営企業会計の法適用を検討しており、令和3年度からの移行準備を計画している。人口減少、施設・管路の老朽化など課題があるが、引き続き、将来を見据えた下水道事業運営に取り組んでいく。
経営状況
収支構造
総額5,086.2万円
総額5,369.9万円