長野県坂城町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
平成20年度以降の長引く経済不況の影響等により町税収入が減少し、財政力指数は前年度と比較して0.06ポイント減少して0.75となっている。類似団体平均及び全国市町村平均を上回ってはいるものの、歳出削減を図りつつ、限られた財源の計画的・重点的な配分に努めると共に、将来にわたって「自律するまちづくり」の構築を目指し、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
平成19年度から下水道事業特別会計への繰出金が経常経費に算入されたため、高い水準での推移となっているが、人件費や法人税還付が減少したことなどにより、前年度より8.5ポイント減少し80.1%となっている。類似団体内平均値を上回っているものの、行財政改革への更なる取り組みを通じて義務的経費等の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
前年度対比1.9%の減額で、117,743円となっており、類似団体の平均との比較では若干低い数値であるものの、物件費については上回っている。引き続き行財政改革を進め徹底した経常経費の削減、コストの低減を図ると共に、人件費についても定員管理の適正化に努める。
給与水準(国との比較)
平成18年度の給与構造改革の実施及び同年代職員の多数の退職などにより、類似団体平均及び全国町村平均を下回っている。引き続き計画的な職員採用を行い、年齢不均衡の解消に努めると共に、給与の適正化を図る。
定員管理の状況
平成21年度と比べ0.22減少し、7.57人となった。類似団体および長野県の平均との比較では若干上回っているものの、全国平均と比較すると下回っていることから、住民サービスの低下を招くことなく、定年退職者の不補充等による職員数の抑制や民間委託の推進等により、今後も定員管理の適正化を図る。
公債費負担の状況
近年取り組んだ大型事業に係る地方債や、臨時財政対策債などの元利償還金はここ数年高い傾向にあるものの、特別会計への繰出し金や一部事務組合への負担金の減少等により、前年の18.5%からマイナス1.7ポイント改善し16.8%となった。投資的事業の取捨選択と共に繰上償還等により、償還額の平準化を図り、世代間の負担の公平性の観点からも公債費負担の更なる健全化に努める。
将来負担の状況
平成19年度決算からの指標となった財政健全化法による将来負担比率は、平成22年度については、充当可能基金等の増加もあり37.8ポイント減少し79.9%となっている。類似団体の平均と同水準となったものの、後世代への負担軽減に向け新規事業の取捨選択を図り、更なる財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
経常収支比率は、職員数の削減等により前年度より2.3ポイント減少し20.6%となった。人口一人当たりの決算額でも67,909円で、類似団体平均との比較では12.3%少ない状況であり、賃金や一部事務組合負担金などの人件費に準ずる費用を加えた場合でも83,974円と類似団体平均を12.0%下回る決算額となっており、持続的に取り組んできた行財政改革の成果が表れたものとなっているが、今後も定員管理の適正化に努める。
物件費
経常収支比率は前年度より0.1ポイント減少し11.6%となっている。全国及び長野県平均については下回っているが、類似団体の平均を上回っているため、引き続き行財改革に取り組み、徹底した経常的経費の削減と行政コストの低減に努める。
扶助費
総額的に年々増加傾向にあり、経常収支比率も前年度に比べ0.5ポイントの増加となっている。制度的な支出が多く抑制については厳しい面もあるが、町独自の事業の見直し等について検討を進める。
その他
前年度と比べ下水道事業への繰出しが減少したことから、経常収支比率は1.5ポイント減少している。全国、県、類似団体の平均を下回っているものの、下水道については整備中であることから当面は一定の繰出し金を要するが、できる限りの抑制に努める。
補助費等
景気後退による法人税還付金が大きく増加した前年度と比べ、経常収支比率は4.1ポイント減少しているが、全国平均、県平均、類似団体平均とも下回る状況が続いている。補助費については、一部事務組合への負担金や各種団体補助があることから、今後も団体等への補助金、負担金の見直しにより適正化に努める。
公債費
経常収支比率は前年度と比較して1.0ポイント減少し17.2%となっており、全国及び県平均を上回っているものの、類似団体平均を下回っている。また、公債費と下水道事業債の償還財源に係る繰入金や、債務負担行為に基づく支出などの公債費に準ずる費用についても一人当たり33,430円と、類似団体を0.5%上回る状況となっている。今後も新規発行債の抑制等を図る中で、世代間の負担の公平性の観点から公債費負担の適正化に努める。
公債費以外
公債費以外では人件費の占める割合が大きい状況であるが、定年退職職員の不補充や、新規採用職員の抑制により、人件費に係る経常収支比率は減少の傾向となっている。今後も、定員管理の適正化を図ると共に、補助金、負担金の見直しを含め、徹底した経常的経費の削減と行政コストの低減に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
実質収支額は若干の増減を繰り返しながら概ね横ばいに推移している。平成22年度は、地方交付税の増収と継続的に行われてきた歳出の抑制により財政調整基金をはじめとする基金への積み立てが多い状況となった。製造業を中心とした「ものづくりの町」を標榜する当町は、社会経済情勢の影響を受けやすいという財政的特徴があり、長引く円高等不安定な経済状況下では、財政調整基金等一定の水準を維持することは安定した財政運営の視点から大きな意味を持つ。今後も投資的事業の取捨選択や経常的経費の抑制等を図りながら、健全な財政運営に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
一般会計を含め、特別会計においても赤字額はなく黒字経営を行っている。財政標準規模に対する黒字額の割合は、増減はあるものの増加傾向にて推移しており、平成19年度と比較すると0.67ポイント上昇している。今後も自主財源の確保に努めながら、健全な財政運営を心掛け黒字運営の維持を図る。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
算入公債費等の額は660百万円前後を維持する一方で、下水道事業特別会計への繰出金や一部事務組合への負担金が減少していることで、実質公債費の分子は平成19年度から各年平均50百万円程度の減少傾向で推移している。元利償還金額は、近年取り組んだ大型事業に係る地方債や臨時財政対策債などの元利償還金が、ここ数年7億円台後半と高い水準で推移しており、平成23、24年度とさらに増加することが見込まれるところである。今後、投資的事業の取捨選択をしながら地方債の発行抑制を図りながら、補償金免除繰り上げ償還制度等も活用するなかで、償還額の平準化を図り、公債費負担の更なる健全化に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額が減少する一方で充当可能財源等が増加したことから、将来負担比率は、平成19年度から緩やかな減少方向で推移している。特に平成22年度は前年度からの減少幅が大きいが、これは一般会計等に係る地方債の現在高と公営企業債等繰入見込額の減少に加え、財政調整基金、減債基金といった充当可能な基金残高が大きく増加したことによるものである。こういった状況により、将来負担比率は類似団体の平均と同程度の水準になったものの、後世代への更なる負担軽減に向け、繰上げ償還制度の活用や新規事業の取捨選択を図りながら、財政の健全化に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長野県坂城町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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