東京都中野区の財政状況(2012年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2012年度)
財政力
類似団体の平均を下回る状況で、近年横ばいで推移しています。経済に改善の兆しが見られるものの、依然として景気の不透明感が続いています。今後も事業の見直しを徹底して行い、歳出の抑制を図るとともに、税収等の収納率向上や未収金確保の取り組みを着実に推進し、財政基盤の強化に努めます。
財政構造の弾力性
上昇傾向が続き、93.5%となりました。大規模公園用地の分割取得に伴う公共用地先行取得等事業債の償還が続いており、前年度と比較して0.5ポイント上がりました。平成27年度まで分割して用地を引き取る計画であることから、今後も高い水準で推移することが予想されます。また、低経済成長期においては扶助費が増加し、経常収支比率は必然的に高まる傾向にあり、経常経費について一層の削減に努めます。
人件費・物件費等の状況
職員数の削減による人件費の減に加え委託内容の検証による物件費の減により、前年度に比べ減少し、類似団体の平均を下回っています。今後も執行方法の見直しや事業の効率化などを進めることにより、コストの低減を図ります。
給与水準(国との比較)
職員給与の減額改定等により、前年度と比べて0.4ポイント減となり、類似団体の平均を下回りました。今後も引き続き給与の適正化に努めます。また、国の給与減額措置が無い場合の数値は99.7であり、国とほぼ同水準となっています。
定員管理の状況
PDCAサイクルに基づく事業の効率化や民間活力の導入により、職員数は毎年減少し、類似団体の平均を下回っています。今後も行政サービスの向上に努め継続的な見直しを行い、民間活力のより一層の活用による事業執行体制と少数精鋭による適材適所の職員体制の実現を目指していきます。
公債費負担の状況
大規模公園用地の分割取得に伴う公共用地先行取得等事業債の償還が続いており、前年度と比較して0.9ポイント上がりました。平成27年度まで分割して用地を引き取る計画であることから、今後も高い水準で推移することが予想されます。早期健全化基準を下回っており健全段階にあるものの、今後も世代間負担の公平性を考慮し、計画的な地方債発行による公債費の適正水準の維持に努めます。
将来負担の状況
地方債残高の減少により将来負担額は前年度に比べ60億円の減となりました。地方債の残高、債務負担行為に基づく支出予定額、退職手当の支給予定額の合計である将来負担額より、充当することが可能な基金などの充当可能財源等が大きいため、将来負担比率は算出されず、財政の健全化を保っています。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)
人件費
計画的な職員数の削減により支出額が減少し、人件費に係る経常収支比率は減少傾向にありますが、以前として類似団体の平均を上回っています。今後も効率的な事業執行等に取り組み、人件費の削減に努めます。
物件費
物件費にかかる経常収支比率は0.2ポイント減少し、類似団体の平均を下回っています。今後も効率的効果的な事業執行に努めます。
扶助費
類似団体の平均は下回っているものの、生活保護費の増などにより年々増加しています。近年の社会経済状況をみると、今後さらに高まることが予想されます。
その他
各特別会計に対する繰出金の増加により、その他経費に係る経常収支比率は0.1ポイント増となり、類似団体の平均を上回っています。今後も保険料の収納率向上にむけた取り組みを強化し、特別会計の健全性が高まるよう努めます。
補助費等
前年度に比べ0.2ポイント増となったものの、類似団体の中で一番低くなっています。今後も常に必要性等の見直しを行い、適正な事業運営に努めます。
公債費
公債費に係る経常収支比率は0.5ポイント上昇し、類似団体の中で最大となっています。大規模公園用地の分割取得に伴う公共用地先行取得等事業債の償還が続いており、平成27年度まで分割して用地を引き取る計画であることから、今後も高い水準で推移することが予想されます。中長期の財政見通しを踏まえて計画的に地方債を活用していきます。
公債費以外
前年度に引き続き類似団体の平均を下回っています。今後も事業の見直しや効率化により行政サービスの向上を図るとともに、適正な事業運営に努めます。
実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)
分析欄
扶助費の大幅な伸びなどから歳入の不足を補うため、財政調整基金を取り崩した結果、平成23年度から引き続き実質単年度収支はマイナスとなりました。基幹収入である特別区民税や特別区交付金(都区財政調整交付金)は景気の動向によって左右されやすいため、安定した財政運営を行うために中長期的な見通しに基づく計画的な積立と繰入を行い、財政の健全化を図ります。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)
分析欄
全ての会計において実質収支は黒字となっています。また、前年度に比べて連結実質収支の黒字額は増加しており、財政状況は健全段階にあるといえます。
実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)
分析欄
実質公債費比率の分子の額は、平成23年度に大幅に増加し、高い水準で推移しています。これは、大規模公園用地の分割取得に伴う公共用地先行取得等事業債の償還が続いているためです。今後も国・都の補助金等の確保を図り、計画的な地方債の発行を行うなど、公債費の適正水準の維持に努めます。
将来負担比率(分子)の構造(2012年度)
分析欄
平成24年度は地方債の現在高の減により前年度に比べて将来負担額が60億円減少し、引き続き将来負担額より充当可能財源等が上回っています。今後も世代間の公平性に配慮し、将来を見越した計画的な地方債発行と基金への積立を行い、財政の健全化を図ります。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
東京都中野区の2012年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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