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地方財政ダッシュボード

千葉県八千代市の財政状況(2010年度)

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

ここ9年間で連続した伸びをみせていたが、平成22年度決算において0.3ポイント下降し0.99となり、依然として類似団体平均を下回っている。その要因としては、給与所得を中心とした個人所得の落ち込みや企業収益の低迷などによる、市町村税の所得割及び法人税割の大幅な減少によるところが大きい。今後も「第2次行財政改革大綱前期推進計画」に基づき、経常経費の見直しなどによる歳出削減を実施するとともに、市税の徴収率の向上等による歳入確保に取り組む。

経常収支比率の分析欄

昨年度と比較して3.3ポイント減の92.4%となったものの、類似団体平均を2.1ポイント上回っている。普通交付税の交付団体に転じ、普通交付税の交付により、類似団体平均値との乖離は縮小したが、依然として全国市町村平均及び千葉県市町村平均をも上回る水準にある。今後も「第2次行財政改革大綱前期推進計画」に掲げた取組みを通して、人件費・公債費に代表される義務的経費の圧縮、物件費・補助費等までを含めた経常的経費全般の見直しや、一般財源の増加を企図した各種の歳入確保を推進し、比率の改善に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

物件費については、ほぼ類似団体平均となっており、維持補修費では、平均より低い水準になっているが、人件費が高年齢層が多い職員構成になっていることから、類似団体平均よりも上回っている状況であり、全体では平均よりわずかに多いものとなっている。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度の102.8から0.4ポイント改善されたものの、依然として国の水準を上回る102.4となっており、類似団体との比較においても1.1ポイント上回っているため、給与制度の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

昭和40年代から50年代にかけて、人口急増期の行政需要の急速な増加に対応するため、職員を大量に採用したことにより、類似団体平均を0.49人上回る6.30人となっている。現行の定員適正化計画においては、民間委託等の推進や組織・機構の見直し、さらには情報化の推進や各種人事管理制度の活用などにより、平成24年度末までに200名の削減目標を掲げたが、この目標は平成21年度の当初で既に達成したところである。今後も各所属の事務事業及び人員配置の状況を確認し職員の適正配置を行うとともに、平成23年度から始まる「第4次総合計画前期基本計画」に掲げた施策を推進するため、新たな定員適正化計画を策定し、定員管理の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

全国平均及び千葉県平均がいずれも減少傾向にある中で、3年続けての増加となり、類似団体平均を4.8ポイント上回る10.4パーセントとなっている。財政構造の弾力性を確保するうえでも、後年度負担に配慮した適債事業の精査に努める。

将来負担比率の分析欄

全国市町村平均及び千葉県市町村平均を下回っているものの、類似団体平均を大きく上回っている状況にある。昨年度との比較では、15.3パーセント減少したが,類似団体をはじめとして全国的にも減少傾向にあるため,今後も,将来負担を伴う事業については特に留意し、安易に負担を先送りすることなく、計画的な財政運営に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

人件費の決算額については、大量退職に伴い毎年減少し、人件費の経常収支比率についても少しずつ減少している傾向であるが、類似団体との比較では、4.5ポイント高い状況となっている。今後とも平成23年度から始まる「第2次行財政改革大綱前期推進計画」に掲げた推進項目を着実に実施することにより、人件費の削減に努め,民間活力導入の推進、特殊勤務手当の見直し、管理職手当の削減、一般職の期末・勤勉手当職務給加算削減等により一層の定員管理・給与の適正化を図る。

物件費の分析欄

物件費は類似団体平均に比べ1.3ポイント高くなっているが、経常収支比率に占める割合は近年概ね横ばいで推移している。今後も引き続き、経費の見直しを行い、物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、類似団体を下回り、千葉県平均と同レベルで推移している。これは首都圏という地域性によるところが大きく、今後生活保護費の増加や高齢者の増加による上昇基調が見られるため、資格審査等の適正化等を進めていくことで、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均を2.2ポイント下回っている。今後も特別会計における財源の確保と事業運営の効率化や、将来の財政見通しに基づく受益者負担の見直しを行い、経常的繰出金の適正化に努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体を3.4ポイント下回っている。今後も交付の目的、効果等を検証し、見直しを行っていく。

公債費の分析欄

近年大型の整備事業が集中したこと等により地方債現在高が増加した影響で、地方債の元利償還金が膨らんだため、公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を4.4ポイント上回っており、公債費の負担は非常に重いものとなっている。今後も、財政構造の弾力性や世代間の負担の公平性に配慮し、適正な水準での市債の発行に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は類似団体平均を2.3ポイント下回っており、扶助費を除いては昨年度に比べて数値は改善傾向にある。しかしながら、人件費については、類似団体平均、全国平均及び千葉県平均と比較して高い水準にあることから、引き続き縮減に努め、その他の経費についても、不断の見直しに努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

実質収支比率は、過去2か年において3%以下となっていたが、平成22年度決算において、前年度より2.08ポイント上昇し、4.50%と望ましいとされる3%~5%の範囲内になった。また、実質単年度収支は平成12年度より赤字で推移してきたが、平成22年度決算においては、実質収支額が増加に転じたことに加え、財政調整基金の取り崩しが無かったことにより、10年振りに黒字に転じた。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

一般会計において、市税が対予算比で増となったことに加え、歳出での不用額の増加により、実質収支が増となったため、実質赤字比率における黒字の率が2.42から4.50と2.08ポイント拡大した。一方、水道事業会計において、公的資金補償金免除繰上償還及び公共下水道事業会計への貸付による流動資産の減により、連結実質赤字比率における黒字の比率が20.46から20.34と0.14ポイント縮小した。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

元利償還金の額において、臨時財政対策債及び最終処分場改修事業債等の増により前年度比2.2%、123百万円の増額となる一方、債務負担行為に基づく支出額において、新木戸小学校校舎(増築)建設費等の減により前年度比-4.9%、42百万円の減額となり、実質公債費比率の分子は、前年度比2.3%、67百万円の増額となった。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

将来負担額における債務負担行為に基づく支出予定額において、東京女子医科大学附属(仮称)八千代総合医療センター建設用地取得費等の減により前年度比-13.9%、865百万円の減額となるとともに、充当可能財源等における充当可能基金において、財政調整基金等の増により前年度比45.5%、907百万円の増額及び基準財政需要額算入見込額において、臨時財政対策債償還費等の増により前年度比3.2%、1,051百万円の増額となったため、将来負担比率の分子は、前年度比-14.4%、3,563百万円の減額となった。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,