群馬県太田市の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
対前年比で0.04ポイント下降し、0.95となった。類似団体平均を0.1ポイント上回り、全国平均及び群馬県内平均を上回っている。市民税法人税割の増等により基準財政収入額は増加したものの、臨時財政対策債振替相当額の減等により基準財政需要額も増加したため、単年度財政力指数は対前年比で0.002ポイント下降した。今後も歳出削減や自主財源の確保により、財政基盤の強化に努める。
財政構造の弾力性
対前年比で1.6ポイント悪化し、類似団体平均より3.5ポイント高く、全国平均及び群馬県内平均を上回っている。経常一般財源は法人税やたばこ税の増、普通交付税の増があったものの、臨時財政対策債の減により、対前年比157,013千円の減となった。経常経費充当一般財源は主に物件費の伸びが大きく、人件費、扶助費においても増となっており、対前年比594,320千円の増となった。引き続き定員適正化計画に基づく職員の減員に伴う人件費の削減に努めるとともに、物件費や補助費の増加を抑制するため、スクラップ&ビルドの徹底によりコスト削減に努めていく。
人件費・物件費等の状況
対前年比で2,759円増加し、類似団体平均を上回り、全国平均は下回っているものの群馬県内平均は上回っている。増加要因としては、予防接種医師委託料の増をはじめとする委託料の増によるものが大きい。人件費は、管理職手当の減額を行うとともに、引き続き適正な定数管理と組織の効率化による抑制や、より一層の民間委託や市民参画の推進に努めた結果、減少傾向にある。その一方で物件費が増加傾向にあるため、更なる見直しを行い経費削減に努めていく。
給与水準(国との比較)
合併による給与格差の是正を行ったことが主な要因となり、ラスパイレス指数が100を超えている状況であった。また平成23年度においては、東日本大震災の復興財源確保のため、国家公務員の給与が7.8%引き下げられたことにより、ラスパイレス指数がさらに高くなった。現在、国からの給与引下げ要望について検討しているが、より一層の給与適正化に努めていきたい。
定員管理の状況
平成18年度から始まった定員適正化計画において、10年間で400人の職員削減を掲げており、現在まで順調に成果が表れている。今後も定員適正化計画の実現を目指していく。
公債費負担の状況
対前年度比で0.4ポイント改善し、全国平均及び群馬県内平均を下回り、類似団体とほぼ同程度数字となっている。改善した要因としては3カ年の標準財政規模の増加などが挙げられる。比率は改善傾向にあるが、地方債残高が上昇傾向にあるため、引き続き市債事業を厳選し、「償還元金を超えない市債の発行」を堅持することによって比率の抑制に努めていく。
将来負担の状況
対前年度比で5.9ポイント改善したが、類似団体及び全国平均、群馬県内平均より高くなっている。改善した要因としては、職員数の減により退職手当負担見込額の減少、充当可能基金の増、臨財債や合併特例債などの償還額が増えたことと思われる。今後も地方債の発行については、健全な財政運営のために市債事業を厳選し、「償還元金を超えない市債の発行」を堅持することによって市債残高の更なる縮減に努めていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
人件費の経常収支比率は、対前年比で0.3ポイント悪化し、類似団体平均より2.4ポイント高く、全国平均及び群馬県内平均よりも高い状況である。定数適正化計画に基づき職員数が順調に減少していることから、職員給は減少傾向にあるが、退職手当の増による結果である。今後も組織機構の見直しと適正な人員配置を行いながら、引き続き人件費の抑制に努めていく。
物件費
物件費の経常収支比率は、対前年比で1.0ポイント悪化し、類似団体平均より4.5ポイント高く、全国平均及び群馬県内平均も上回っている。予防接種事業の医師委託料の増等が主な要因である。今後は臨時・嘱託職員の適正な人員の配置並びに既存事業の業務内容の見直しなどにより経費の抑制に努めていく。
扶助費
扶助費の経常収支比率は、類似団体平均より0.6ポイント低いが、群馬県内平均を上回っている。生活保護費や自立支援介護・訓練等給付費が増加しているほか、福祉医療費助成や保育園児童委託料などの単独事業分の増加が主な要因であり、社会保障費は増加の一途にある。今後も児童福祉費関連の増加が見込まれるため、引き続き適切な審査に基づいた支給に努めていく。
その他
その他の経常収支比率は、対前年比で0.2ポイント改善したが、類似団体平均を5.0ポイント下回っている。また全国平均及び群馬県内平均も大きく下回っている。特別会計への繰出金については、介護保険事業や後期高齢者医療事業で前年度に比べ増加している。適切な繰出しによる経費節減に努め、普通会計の負担額を減らすことにより抑制に努めていく。
補助費等
補助費等の経常収支比率は、対前年比で0.4ポイント悪化し、群馬県内平均は下回っているものの、類似団体平均より3.2ポイント高く、全国平均を上回っている。主な要因としては下水道事業会計への負担金の増加がある。今後も引き続き補助金の必要性や費用対効果等を見極めながら見直しを行い、抑制に努めていく。
公債費
公債費の経常収支比率は、対前年比で0.1ポイント改善し、類似団体平均を1.0ポイント下回っているが、群馬県内平均を上回っている。高利の地方債の繰上償還等による健全な財政運営を図っており、今後も地方債事業を厳選し「償還元金を超えない市債の発行」を堅持することにより抑制に努めていく。
公債費以外
公債費以外の経常収支比率は、対前年比で1.7ポイント悪化し、類似団体平均を4.5ポイント上回っている。また全国平均及び群馬県内平均も大きく上回っている。人件費及び物件費において類似団体、全国平均、群馬県平均のすべてを上回っている状況であり、経常収支比率を高める要因となっている。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
平成22年度は投資的経費が前年度より減少したことや普通交付税において旧太田市が交付団体になったことによる普通交付税交付額の増により、財政調整基金からの取崩し額が抑えられたため、実質単年度収支も黒字となった。平成23年度の実質単年度収支は、地方単独の投資的経費が多く、そのため財政調整基金の取崩し額が大きかったことにより赤字となった。今後も税収確保が課題となるが、事業の見直しや精査を行いつつ、計画的な財政運営に努めていく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
当市としては、連結実質赤字比率において、赤字額は生じておらず、全ての会計を個別に見ても赤字額は生じていない。引き続き適正な財政運営を心がけるとともに、経済状況・社会情勢の変化等に対し、臨機応変に対応しながら、一般会計からの繰入金を考慮した中で、現在と同一の黒字比率の水準を保っていきたい。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
・元利償還金⇒おおた市民債の満期一括償還及び繰上償還を行ったため、前年度よりも減少している。・おおた市民債の毎年発行に伴い、満期一括償還地方債に係る年度割相当額は増加となっている。・公営企業債の元利償還に対する繰入金は、ほぼ横ばいの傾向となっている。・債務負担行為に基づく支出額は、償還の進捗に伴い減少となる一方、新たに設定をしたものがあるため、前年度よりも微増となった。・算入公債費等については、合併特例債、臨時財政対策債に係る基準財政需要額への算入額が増加した一方、都市計画税収充当可能額の減少により、前年度よりも減となっている。・算入公債費等の減少に対し、元利償還金が減少となったため、平成23年度決算における実質公債費の分子は、全体として減少する形となった。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
・市債現在高については、臨時財政対策債を含む市債発行額が償還額を上回るため、増加傾向となっている。・債務負担行為に基づく支出額等については、償還の進捗に伴い減少となっている。・公営企業債等繰入見込額については、ほぼ横ばいの推移である。・組合等負担等見込額は、組合の起こした地方債の償還の進捗に伴い、減少となっている。・退職手当等負担見込額については、職員数の減により減少となる。・設立法人等の負担額等負担見込額については、信用保証協会損失補償負担見込額の減により、減少傾向となった。・基準財政需要額算入見込額については、合併特例債、臨時財政対策債の項目で増加となった。・地方債の現在高が増加となった一方、退職手当負担見込額の減、充当可能基金の増、基準財政需要額算入見込額の増により、分子としては減少となった。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
群馬県太田市の2011年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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