茨城県かすみがうら市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
長引く景気低迷の影響により、個人・法人関係の減収が続いている。類似団体と比較すると0.2ポイント上回っているが、今後も急速な回復は見込めないことから、市税の徴収強化、企業立地促進及び中小企業対策の取り組みを通じて、財政の基盤の強化に努める。
財政構造の弾力性
前年度数値と比較すると1.6ポイント低下している。これは、臨時財政対策債の増加したことが低下につながったものである。今後においても、少子高齢化の進展、生活保護者の増加等の影響による扶助費の増、新市建設計画に基づく合併特例債等の活用による公債費の増加が見込まれる。そのため、補助金等の見直しによる行財政改革や起債事業の見直し及び平準化により現在の水準の維持に努める。
人件費・物件費等の状況
22年度は退職者が増加したこと(H2113人→H2223人)による退職金により人件費が増加しており、前年度と比較して悪化しているが、定員適正化及び民間委託等の推進、指定管理者制度の導入でコストの低減を図ってきたことにより、類似団体と比較すると、25,664円下回っている状況にある。今後も定員適正化及び民間委託、指定管理者制度を推進していく。
給与水準(国との比較)
類似団体平均と比較すると1.4ポイント上回っている状況であるが、前年度と比較すると0.3ポイント下回っている。平成18年度から給与構造改革に取組み給与の適正化に努めているが、勤務成績の昇給への反映なども取り入れ、より職務職責に応じた給与構造となるよう引き続き取組み、類似団体との均衡を図っていく。
定員管理の状況
前年度と比較すると、0.49人減少し、類似団体と比べて0.15人下回っている。今後も定員適正化計画に基づき、定年退職者の不補充や民間委託の推進などにより、今後4年間で職員数を3%(16人)削減を図る。
公債費負担の状況
類似団体と比較すると3.0ポイント下回っており、前年度と比較しても0.4ポイント減少している。今後は、合併特例債の据置期間が終了し元金償還が開始されるため徐々に上昇していく傾向にあることから、緊急性や住民ニーズを的確に把握した事業の選択及び大規模事業の先送りによる起債の平準化により、実質公債費比率の急激な上昇を抑える。
将来負担の状況
前年度数値と比較すると1.1ポイント低下している。これは、対象職員数の減等により退職手当負担見込額が減少(4.4ポイント減少)したことと、地方債現在高について、既往債の比較的交付税措置が少ない地方債の債務が減るなか、合併特例債など交付税措置の高い地方債の割合が増加したことも減少要因となっている。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
前年度比較で2ポイント減少しているが、単独消防(2署)を組織している等により類似団体と比較すると7.7ポイント上回っている。引き続き、定員適正化計画に基づき、適正な定員管理を進めるとともに、民間委託・指定管理者制度の推進などを図りながら、人件費の削減に努めていく。
物件費
需用費等のシーリング及び見直し等により物件費の抑制を行っているため、類似団体平均を0.4ポイント下回っているが、前年度比で0.3ポイント上回っている。やまゆり館に指定管理者制度を導入したことが要因となっている。今後も、業務の民間委託化を推進していくため、人件費が低下傾向となり物件費が上昇することが予想される。
扶助費
前年度比較で0.8ポイント増となっており、類似団体と比較すると0.4ポイント上回っている。要因としては、子ども手当制度新設及び生活保護費などの増加があげられる。今後も資格審査当の適正化などの見直しを図り、上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他
前年度比較で0.7ポイント上回っている。これは、国民健康保険税の引き下げに伴う繰出金の増加があげられる。
補助費等
前年度比較で1.7ポイント下回っており、更に類似団体平均と比べても2.1ポイント下回っている。前年度同様、補助金を交付するのに適当な事業を行っているか等、明確な基準を設けて、補助金の見直しや廃止を行う。
公債費
類似団体平均と比較すると4.7ポイント下回っているが、前年度比較で0.3ポイント増加しており年々増加傾向になっている。今後も合併特例債の据置期間が終わり元金償還の開始や大型事業の市債の発行に伴う償還など更なる増加が見込まれるため、起債事業全体の見直しを図り、起債の平準化・抑制に努めていく。
公債費以外
前年度比較で1.9ポイント下回っているが、類似団体比較だと6ポイント上回っている。今後も引き続き、定員適正化計画に基づき、人件費等義務的経費の抑制を図り、類似団体平均と同水準になるように努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金については、取崩しをせずに、毎年積立てしていることにより増加している。H22年度には普通交付税が増額したことにより積立額が増加し、10%台になった。実質収支額及び実質単年度収支がH20年度に減少した主な要因としては、企業業績が回復し、法人税割の増加等による普通交付税の減額等である。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
全会計黒字となっているが、水道事業会計は人口減少に伴う使用料の減等の理由により、年々減少している。一般会計については、H20に普通交付税の減額等により5.32%に減少している。その他の特別会計については、一般会計からの繰入を行っている状況にあり、概ね1.0%以内の範囲内に留まっている。H22の国民健康保険特別会計は、保険税の滞納繰越等収納率の向上及び医療給付費が当初見込みより減少したことにより1.04%となっている。H21の介護保険特別会計は、介護保険事業計画実施初年度等の要因により1.03%となっている。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金については、合併特例債の据置期間が終了し元金償還が開始されることにより、徐々に上昇していく傾向にある。一方で、組合等がおこした地方債の元利償還金に対する負担金は、新治地方広域事務組合の償還が終了したことにより減少している。今後も大規模事業の市債発行により償還が増える見込のため、緊急性や住民ニーズを的確に把握した事業の選択及び事業の先送りによる平準化により、実質公債費比率分子の急激な上昇を抑える。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
前年度と比較すると将来負担比率の分子はやや増加している。これは、合併特例債事業の実施等により一般会計に係る地方債現在高及び公営企業債等繰入見込額が増加しているためである。一方で、対象職員数の減等により退職手当負担金見込額が減少している。今後においては、大規模事業の市債発行により増加が見込まれるため、起債事業全体の見直しを図り、起債の平準化・抑制をはかりつつ、職員数の削減を進めながら、財政の健全化に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
茨城県かすみがうら市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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