事業・施設概要
| 都道府県 | 茨城県 | 経営主体 | 常陸大宮市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 37,657人 | 現在処理区域内人口 | 6,364人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 5,208人 | 現在処理区域面積 | 912ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,098m³/日 | 下水管布設延長 | 150km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率及び③流動比率は全国平均及び類似団体平均を上回っている。単年度の収支が黒字であり、流動資産が増加し流動負債が減少している。経常収支比率が100%を超えているが、⑤経費回収率は低いことから、一般会計からの繰入金に依存している状況である。②累積欠損金比率は0%であり、欠損金は発生していない。④企業債残高対事業規模比率は全国平均及び類似団体と比べて大きく上回っている。施設整備の財源として多額の企業債を発行したためであるが、現在は企業債の新規発行をせず、残高は減少傾向にある。⑤経費回収率は全国平均及び類似団体平均を下回っており、⑥汚水処理原価は高水準である。人口減少の著しい地区であることから、使用料で回収するべき汚水処理費を使用料で賄えない状況である。⑦施設利用率は、全国平均及び類似団体平均を上回っているが、今後人口減少が見込まれるため、適切な施設規模を検討していく必要がある。⑧水洗化率は、全国平均及び類似団体平均を下回っている。要因としては、区域内の人口減少や高齢化に伴い接続率が伸びないことが考えられる。今後は接続促進のための広報活動などを強化し、接続率の向上に努める必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②管渠老朽化率、③管渠改善率の全ての指標において施設の老朽化は少ない。法定耐用年数に近い資産が少ないことが考えられるが、今後は耐用年数の到来を見据えて更新・改良を効率的に進めていくことが必要である。
全体総括
経常収支比率が100%を超えていることから黒字経営であるが、一般会計からの繰入金に依存している現状は、独立採算を求められる公営企業として必ずしも良好な経営とは言えない状況である。区域内の人口減少が著しいことや節水機器の普及等により、年々使用料が減少している中で、物価高騰による営業費用の増加など、事業を取り巻く環境は厳しさを増している。今後は、事業が投資規模に見合ったものであるか評価しながら、安定的にサービスを提供できるよう経営の健全化を図っていく必要がある。また、処理施設及び管渠の老朽化の状況についての指標は良好な状態である。一方で、将来的には法定耐用年数が到来し、大規模な更新・改良が必要となることから、適切な施設規模の検証を行い、広域化・共同化を進めることにより施設の効率的な運用を図る必要がある。
経営状況
収支構造
総額7.6億円
総額6.1億円